日本の人口の約3人に一人が65歳以上となっている状況の中で、現役世代である生産年齢人口の減少は、日本の成長力をさせる要因です。
特に、年金や医療などの社会保険制度を維持するにあたって、引退した高年齢者に対して、働く現役世代の減少する事態は何としても食い止めなければならない課題です。
そのため、政府は60歳を過ぎても働くことのできる高年齢者を、労働に参画してもらい、生産年齢人口の底上げと、年金支給開始年齢の後ろ倒しを推進しています。
職務経験豊富で、人生経験豊かな高年齢者が、積極的に働くことによって、会社は貴重な戦力として歓迎するかと思いきや、実態は真逆のようです。
老害と言われる、若い人の負担と意欲を削ぐ高年齢者の増加により、日本のオフィスは疲弊しているのです。
高年齢者雇用安定化法による65歳までの雇用の義務付け
平成24年に改正され、平成25年4月から施行された「高年齢者雇用安定化法」によって、企業は、従来60歳で定年するはずだった長老たちを、事実上65歳まで雇用し続けることが強いられました。
これは年金制度の支給開始年齢が65歳まで繰り上げられる中、65歳までの生活の担保をしなければならない事情から設けられた制度です。
国の年金財政も危機的な状態の中、せめて働ける労働者は全員働いてもらって年金を納める側に回っていただかなければ、国の財政は持たない状況なのです。
しかし、この高年齢者の再雇用制度は、日本の終身雇用の中でぬるま湯につかり、会社としてお役御免の老人の方々を、さらに雇い続けろという制度です。
これはまさに、老害大量発生制度とでも言っていいくらいの制度なのです。
現役時代威張っていた管理職も再雇用では老害になる
「高年齢者雇用安定法」において、企業に課されたのが、以下の3つのどれかの手段によって、高年齢者を65まで継続雇用しなければなりません。
①定年を引き上げる
②継続雇用制度の導入
③定年の定めの廃止
多くの企業は、現役時代よりも給料や階級を下げたうえで、会社で継続で働いてもらう「再雇用制度」を導入しています。
給料が5割~7割まで下がった状態で、かつての部下の部下として仕事をするのが実情です。
現役時代には管理職として、部下がやってくれたようなプレーヤーとしての仕事も自らやらなければならなくなります。
ところが永く管理職で、自らプレーヤーとして仕事をしたことのない方々は、恐ろしく簡単な仕事すらできないのです。
簡単な資料作成や、取引相手方とのメールのやり取りなどの手際が恐ろしく悪く、ミスも堪えません。
仕事が出来なくても、謙虚に学ぼうという姿勢はまるでなく、こんな仕事は自分がやるような仕事でないと言わんばかりに、仕事を放棄することすらあるのです。
そもそも、永年解雇規制に守られ、仕事よりも社内政治に精を出し、年功序列式に出世しただけの大半の老害など、いちプレーヤーとして戦力になるわけがないのです。
老害を70歳まで継続雇用で、日本は老害地獄に陥る
60歳を過ぎた老害が70まで居座るような会社は、もはや若手にとって地獄といってもいいだろう。
令和3年4月1日から、65歳までの雇用確保(義務)に加え、65歳から70歳までの就業機会を確保するため、企業に高年齢者就業確保措置の努力義務が課されます。
企業は、65歳から70歳の労働者の働く機会の確保のために、以下のいづれかの方法を講じなければなりません。
① 70歳までの定年引き上げ
② 定年制の廃止
③ 70歳までの継続雇用制度(再雇用制度・勤務延長制度)の導入(特殊関係事業主に加えて、他の事業主によるものを含む)
④ 70歳まで継続的に業務委託契約を締結する制度の導入
⑤ 70歳まで継続的に以下の事業に従事できる制度の導入
a.事業主が自ら実施する社会貢献事業
b.事業主が委託、出資(資金提供)等する団体が行う社会貢献事業
65歳までの雇用義務化では認められていなかった、子会社や関連会社などの特殊関係事業主以外での継続雇用も容認されていることが特徴です。
また、事業主と雇用契約を結ばなくても、業務委託契約によって働く機会を確保できるようになった点が、注目に値します。
若者と老害の世代間対立も相まって、企業の重荷になっている65歳を過ぎた高年齢者を積極的に雇い続けたいと思う企業がそうあるはずがありません。
その結果、多くの企業は再雇用制度の継続や、業務委託契約によって、70までの老害を抱え込まなければならなくなってしまうのです。
過去の功労にいつまでもすがり、ロクに役にも立たない割に、若手に上から目線で接する老害が、企業に大量増殖する状況は、考えるだけで、地獄と言っていい状況です。
年功序列型の賃金が、再雇用で下がるのは当然
定年後の再雇用では、ほとんどの場合、給料が大幅に下がります。
そんな中、現役時代より下がった給料に文句を言いだす再雇用老害もいます。
そもそも伝統的に多くの日本の企業は、勤続年数によって給料が右肩上がりに上昇していく年功序列型の賃金制度を採用してきました。
ところが、勤続年数が増えるにつれて、会社に対する貢献度も右肩上がりに上昇するわけではありません。
若手の頃は、貢献度よりも低い賃金に抑えられている一方、勤続年数が経つに従って、貢献度よりも高い賃金を貰うことになります。
この年功序列型賃金は、「給料の後払い」的な性質があり、永年勤務し続けることで、トータルの賃金でバランスの取れる制度です。
つまり、定年間際の60歳前後の労働者は、貢献度以上に給料を貰っているのが通常なのです。
働きぶり以上に給料を貰っていた引退間近の老害が再雇用され、給料が適正水準まで下がったというのが正解です。
例え60を過ぎても、市場価値の高いスキルを備えた有能な人であれば、会社の外でも活躍の場はあるでしょう。
再雇用で給料が大幅にダウンしたと不平不満を言う老害は、会社にしがみつくことしかできない無能な人たちです。
約60年も生きていて日本の伝統的会社の賃金制度すら理解できていないのです。
年功序列型賃金の本質さえ分かっていれば、定年後に同じ会社にそこそこの給料で雇ってもらい続けるだけでも恵まれていると気づくはずです。
勤務年数の永さによる特権を自分の実力だと勘違い
会社の中でどんなに偉くても、その肩書が取れると「ただのオヤジ」
この単純な事実を自覚していない老害たちがあまりに多すぎます。
年功序列、終身雇用の雇用慣行の基では、勤続年数によって昇給や出世がある程度自動的にできてしまうのが実情です。
そのため高い役職には高年齢者が大半を占めますし、ある程度の年齢になれば、部下をもつ管理職となるのが一般的です。
役職が上がれば、部下が気を遣ってくれますし、実務は部下が行うことが多いでしょう。
そのため偉くなればなるほど、懸案事項のへの対処や部下のマネジメントをすることが主体となり、自らが前面の出て仕事をすることは少なくなります。
極端な話、自分が何もしなくても、部下が勝手に仕事を回してくれるのです。
ところが、ほぼ何もせずに、それなりの高給を貰えるという状況について、
終身雇用と年功序列という慣行によってもたらされた特権的な地位を、自分の実力だと勘違いする老害が後を絶ちません。
このような自分の実力を勘違いしている人は、再雇用後も立派な老害になることでしょう。
働きたくないけど、プライドは高く、上から目線
老害は、総じて若手よりも自分が偉いと思っています。
本来、労働の価値はその人の持つ生産性や専門性の高さから生じる組織や社会への貢献度から計られるべきです。
そして数値では推し量れない人間としての魅力である人間力も重要な指標です。
老害は、自らの労働者としての価値や人間力を棚に上げ、ただ永く生きているというだけで、自分が偉いと思い込んでいます。
そのため、仕事はしない割に、若手に対して常に上から目線で接します。
何かといえば、若手に自分が指導してやっているという勘違いした姿勢を貫くから困ったものです。
新たな知識が技能を習得しようとしたり、時代の変化に応じて柔軟に対応しようとする姿勢が、欠落しているのが老害になる最大の要因でしょう。
時に、時代の最先端を生きてきた若い人から積極的に学ぼうとする意欲が大切になります。
しかし、若い人から何かを学ぼとしようなどということは、老害の歪んだプライドが許さないのです。
・老害は、若手より自分が偉いと思っている
・老害は、若手に常に上から目線
・老害は、若手から最新のトレンドを学ぼうとはしない
・老害は、新たな知識や技能を身につけようとはしない
老害は、仕事をしないことの罪悪感がなく、開き直ってる
労働の対価として、給料を貰っている。そんな資本主義の基本原理すら、老害はわかっていないのです。
「働かざる者、食うべからず」という言葉があるように、働くことは美徳であるという考えがあります。
しかし、現実は正社員であれば、毎月決まった金額の給料が支払われ、再雇用職員も例外ではありません。
仕事をすることでの会社への貢献度合いと、実際に支払われる給料が連動していないと、仕事への対価との基本原則は忘れ去られてしまいます。
まして、年功序列型賃金の基では、再雇用前によって大幅に給料が下落し、下がった給料を働かないことの言い訳とする老害が後を絶ちません。
右も左もわからず、全然仕事が出来ない新人が、不甲斐なさに落ち込んでいる姿は、会社でよく見る姿でしょう。
会社に貢献できないことに悔しさを感じ、明日への成長を誓う若者とは対照的に、老害は仕事をしないことへの罪悪感が全くありません。
当然のように、仕事をせずに、給料だけ貰おうとする老害の姿勢は、許されざる暴挙です。
待遇に不満があれば辞めるべきですし、辞めないで雇用され続ける以上、最低限の義務を果たすのが当然なのです。
他の会社に転職するよりは、再雇用の方がマシという老害事情
老害になる再雇用職員は大抵。たいした市場価値のある専門スキルも能力なく、他社に行ってもアルバイトに毛をはやした程度の仕事しかできない人たちです。
年を取っても高い専門スキルを持ち、労働意欲のある人は、それ相応の活躍の場があるものです。
また、ビジネスなどで成功した人は、働く必要のないほどの資産を蓄えている場合も少なくありません。
そもそも再雇用で老害となる人は、定年後も収入の機会を求めるものの、他の仕事をするより組織にしがみ付く方が得策だと考えている人が大半です。
慣れた環境で、他の仕事よりも楽でいい給料が補償される再雇用は、老害にとって格好の働き口なのです。
老後の資産形成や、年を取っても活躍できる専門スキルの習得は、終身雇用の崩壊した現代社会に不可欠なものです。
年金財源の逼迫で、政府は老害の面倒を企業に押し付ける始末
定年退職後、いつ訪れるかわからない死期まで、生活を支えるはずの年金財政が危機に瀕しているのです。
定年延長や再雇用制度の創設は、年金財政の苦しさにあるのは、周知の事実です。
少子化で若い世代の総数が減る一方、寿命が延びることは、年金財源の支出超過を、もたらします。
厚生労働省のまとめによると、2019年日本人の平均寿命は女性87.45歳、男性81.41歳となっています。
なんと、60歳で現役を引退すると、平均20年以上、年金によって生活の面倒をみることになるのです。
もともと年金財政は、現役世代の保険料によって賄いきれない支出を、国庫による税金で補填する制度設計です。
平成30年度の公的年金収入52兆円のうち、38兆円が税金からの負担です。
定年延長や再雇用制度は、政府が増え続ける年金給付を担うことが出来ないために、老害の面倒を企業に押し付けたものなのです。
政府が担っていた定年後の生活保障を、個別の企業に転嫁することで年金財政を維持せざるを得ない状況に、政府は追い込まれているのです。
老害の存在は、企業の安定経営の証拠
正社員の解雇が簡単にできない日本企業には、必ずといっていいほど、窓際族の社員や著しく仕事のできない社員が、平然と居座っています。
このような会社にほとんど貢献していないにも関わらず、給料だけ貪っている社員は、大企業の安定した会社に多い傾向があります。
安定した収益基盤があり、多くの社員を抱える大企業だからこそ、多少無能な社員がいたとしても、会社全体の経営に大きな影響はないものです。
逆に、創業間もないベンチャー企業や、大企業でもベンチャーマインドの強い企業ほど、無能な社員は容赦なく淘汰されていきます。
少人数で会社を回していれば、会社の利益に貢献しない無能な社員に対する風当たりは強く、自然と居づらい雰囲気になるものです。
どんな会社でも、優秀な社員が2割、平凡な社員が6割、無能な社員が2割の割合で存在するとされる「2・6・2の法則」は、有名です。
特に日本のような正社員解雇の規制が厳しい場合、無能な社員を解雇することのリスクよりも、無能社員を抱え込むことのリスクの方が低いとも考えられます。
老害の存在に苦しんでる会社や若手は多いはずです。
しかし、老害がいるということは、その会社が安定している証拠であるとも言うことが出来るのです。
成熟社会を生きた若手と、成長時代を生きた老害の埋めがたい分断線
今、老害として若者に毛嫌いされ、憎悪の対象ともなっている50代、60代の世代は、日本の成長期を謳歌した世代です。
日本の成長期の真っただ中である1970年代、80年代には、学生運動に始まり、夜の歓楽街で派手にお金を使い、企業への就職は空前の売り手市場、朝から晩まで鬼のように働く「モーレツ社員」という言葉まで登場しました。
そんなイケイケドンドンの時代を謳歌した50代、60代の世代とは対照的に、成熟社会を生きた20代、30代の間には、埋めがたい価値観の差があります。
とにかく右肩上がりの成長が保証されていたバブル時代とは異なり、若いうちからキャリアや老後について現実的に考える若手には、時代背景がもたらした根本的な思想の違いが根強いのです。
会社に永く居座っているだけで、無駄に年を取っているだけで、右肩上がりに自分が成長していると勘違いし、若者を下に見る老害の発生は、バブルという成長時代を生きた世代ならではの勘違いとも言えるでしょう。
年金などの社会保障制度は、現役世代から支払われる保険料と税金を基に運営されているという当然の理論を考えれば、ロクにスキルもなければ仕事もしない老害に、若手を見下す資格などないことがわかるでしょう。
対照的に、多くの若手は、何も成長しないまま会社に骨を埋めることに、現実的な危機感を抱いています。
会社の中で上手く立ち回り、自己成長のないまま会社に従属するのではなく、自分のキャリアは自分で切り拓いていく必要性を感じ取らなければなりません。
女性にだけ無意味に優しい老害じじい
特に1970年代~80代の時期を社会人として過ごした老害世代の男性は、無意味に女性にだけ優しい印象を受けます。
「女性は守るべき存在」「女性には優しくしなければならない」という前提で、女性を特別扱いするのが当然のように考える男性は、特定の世代に多いです。
賛否両論はあれども、かつて男性中心とされていた社会でも男女平等が浸透してきました。
女性社員は、仕事では男性のサポート役に徹し、職場に華と癒しをもたらす存在だと扱われたバブルの時代。
結婚すると退職する寿退社を前提に、若い女性社員が男性社員からチヤホヤされながら簡単な事務作業をこなすのが一般的でした。
しかし、女性の社会進出が進み、男性と同じ土俵で仕事をし、経済力と社会的地位を手にする女性が増える中でも、未だに女性を無意味に特別扱いしようという老害は少なくありません。
圧倒的な経済力と社会的地位を武器に女性より優位に立ち、社会的に弱い女性に対して、男性は優しくしなければならないという時代錯誤甚だしい考えが抜けきってない老害男性には嫌気がするばかりです。
たまたま男性に生まれた、ただ社歴や年齢が上だという実態の伴わない理由だけで、理不尽な差別意識をもっているのが老害の老害たる所以でしょう。
老害が煙たがられるのは、容姿の劣化も要因か
人は元来、美しいものに惹かれる習性があります。
仕事や恋愛などでも、容姿の良い人が、他人から高評価を受けやすい傾向にあるのは不条理な事実です。
人は無意識のうちに、他人を見た目で評価しています。
老害がこれ程まで嫌われるのは、老害の素行や人間性の他にも、加齢による容姿の劣化が関係しているように思います。
年を取ると、皺やシミなど肌の質感低下し、弛みも出てきます。さらに体型も崩れ、髪の毛が薄くなり、容姿が相対的に劣ってくるのは事実でしょう。
年を取ると容姿に気を使わなくなる人が増えるのも、問題です。
日頃から容姿を気にして、手入れをしていれば、容姿の劣化は緩和されるものです。
また「働かない・上から目線・時代の変化に対応できない」といった老害ブリと、容姿に対する無頓着さはリンクしていることも事実です。
年を取っても謙虚に学び、時代の変化に適応しようとする姿勢の欠如が、容姿に対する無頓着さに繋がっているのです。
一見関係ないように見える、老害の素行と容姿の劣化は、密接不可分の関係しあっているのです。
若き頃の成功体験にいつまでも「しがみつく」
自分が過去にどういう事をしていたとか、人から尊敬されていたとか周囲から期待されていたといったことを毎回しつこく言ってくる会社の上司や年配の人を見る度に老害だと思います。
それだけ周囲から期待されるほど優秀で1人の人間として魅力があるなら過去ではなく今現在そうあるべきです。
過去がどうであれ今が全くその片鱗もないようでは全くの無価値なのです。
それにもかかわらず過去の栄光にすがって生きているような人に出会う度に、なんでそこまで過去の栄光を喜々として話したがるのかと不思議なものです。
これが老害というものかと若手はいつも呆れてしまうのです。
再雇用職員の働きぶりは、現役時代の働きぶりに相関する
人はなかなか変わらないとよく言われますが、再雇用の方々を見ているとそのことを強く確信します。
再雇用を希望する方の動機も「社会との繋がりを持ちたい」「まだまだ働ける」「収入が欲しい」という労働意欲がある方と、「とりあえず会社に行けばお金がもらえる」「家に居たくない」くらいの方と大きく分けられます。
労働意欲のある再雇用の方は、ご自身の立場をわきまえながら、必要に応じて現役社員の良き相談相手になったり、緊急対応をかって出て頂いたりすることが多いです。
一方で労働意欲が希薄で単なる小遣い稼ぎの再雇用は、猫の手を借りたいほど忙しい時にも「再雇用」をアピールし、全然手伝って頂けないことが多いように思います。
ただ再雇用時の働き方のパターンは現役時代の働き方に酷似しており、良き頼りになる上司が労働意欲のある再雇用社員となり、仕事ができない、口ばかりの頼りたくない上司が意欲のない再雇用になることが多いものです。
再雇用されてからの働きぶりや、仕事に対する姿勢は、現役時代の姿を色濃く反映していると言ってもいいでしょう。
老害とは?実体験と具体例から検証
働く意志のない老害の再教育を実施するべき
病院勤務です。
事務系の仕事で再雇用されている方がいらっしゃいます。
その方は医療的な専門知識はほとんど無いのですが、定年後もその人の為に新たな部署を新設し勤務を継続しています。
その方の仕事内容の全容は誰も把握しておらず、部署もその人以外に社員はいない状態。
自分が把握している中では、ボーナスのポイント制度の目標値の設定、病院でのイベントの計画・実行だとのこと。 コロナ禍で病院イベントは現在は全くない状態で、仕事量は減少しているはずですが、ボーナスの目標値の設定を全く行なっていません。
仕事を行なう上で金銭の関わる重要な仕事であると私は思いますが、何度頼んでも全く返答がないのです。
帰宅は定時にされていますし、普段はふらふらと病院内を徘徊。
お願いした仕事に関しても全く実行されず、困っています。
事務の仕事内容と態度を鑑みても給料をもらうことが正当とは思えません。一生懸命仕事しているのが辛くなってしまいます。
- 老害が発生する原因と対処法
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老害社員になってしまっている事に本人が気がつけないことが問題です。
特に周囲から自分の仕事内容や態度についての意見を聞く機会がないことや、監督する第三者(上司やスーパーバイザーの存在)がいない状態がよくありません。
『仕事をしなくても誰からも何も言われない』というような環境が老害を産み出してしまう原因なのです。
また、再雇用した時点での立場の変化を把握してない可能性も考えられると思います。
再雇用のでは多くの場合が役職を外れ、以前部下であった人間の下に付くという立場になります。
そういった人間関係の変化に周囲が対応しきれないことも原因でしょう。
再雇用の際に再度しっかり面接を行い、仕事内容の確認、タスクの提供、再雇用の動機などをはっきりさせる必要があります。
また、再雇用した時点での法人内での立場を明確にし、新たな人間関係(企業内でのヒエラルキー)を受け入れや職務への協力を確約することが大切です。
スーパーバイザーなどの上司的な役割の管理下に席を置き、『仕事のしなくても誰からも何も言われない』という状況を回避する必要があると思います。
身勝手な行動で現場に混乱を来す元上司に呆れるばかり
個人的に酷い、ありえないような人物が、定年を迎えても再雇用されるのを見ていて、仕事が元々出来ないのにどうなんだろうと思った。
元々、自分の上司であった人物ではあるが、定年以前から問題行動をおこしており、再雇用はないと思っていた。
しかし、会社側に何か伝手があるようで、再雇用という最悪な状態になっていたのだ。
すでに以前の役職は無くなっており、上司ではないはずなのに、私が担当する仕事にも首を突っ込んでくる。
その結果、仕事の先方にも混乱を招く結果となってしまい、余計な仕事が増えてしまった。
先方に聞いて驚いたのが、私の知らない所で勝手に話を進めていた事もわかり、その元上司に苦情を申し入れると「自分が話した方が相手も安心してくれる」「自分が進められたから、話を進めた」など、ありえない発言を平然とする始末。
当然ながら「私にその報告はなぜしてくれないのか」と話すと、忘れていたと回答されるが、その時も怒鳴りながら答えていたが、自分が何をしたのか理解できないのではと思った。
そのおかげで先方とのやり取りに矛盾がでてしまい、本当に迷惑でしかない。
無論、会社には報告していますが、どうなるものでもない。
- 老害が発生する原因と対処法
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老害社員は、すでに本人の会社内での立場は以前とは違うという事を認識していないのではと考える。
無論、会社側から頼まれていたのであれば問題は起こらないのだが、本人が自分の判断で行動をしてしまうので、トラブルが発生してしまう。
会社側が本人に曖昧な指示(現役の社員のサポートを頼んでいる)を自分の都合の良い解釈をしているようにも思われる。
また、勤続年数が永いので、知らない事が少ないので勝手に行動してしまうのではないかととも思う。
こういった現在働いている社員の足を引っ張っている現実を、会社側がしっかりと把握して対応するしかないのではないだろうか。
自分の都合が悪ければ怒鳴るなど意味がわからない行動についても会社側に断固とした対応をしてもらいたい。
会社側と本人が問題になっている事を話し合っても解決できない場合は、雇用を打ち切る判断も必要ではないかと思う。
根本的な問題はやはり本人の人間性にもよる所が大きいと感じますね。
堂々と仕事もせずに居座る見苦しい老害たち
「定年前と比べて給料もだいぶ少なくなったし、もう真剣にやる必要はない!」
「給料がもらえればそれでいい」
「頑張ったところでもうこれ以上給料も上がらないし、ボーナスもないし、あとは若手が頑張れば良い!」
そう大声で堂々と笑いながら、他の職員たちに話しかけ、仕事もせずに、うたた寝をしていたり、スマホをいじったり、パソコンでゲームをしたり、仕事をしている職員に延々と話しかけたりして仕事の邪魔をしている。
本人は仕事もなく暇な時間を過ごしているので、何十分雑談しようが全く気にもしていない様子だが、他の社員はそれにより仕事がストップしてしまいとても困っている。
さらに、再雇用の職員は年齢も自分たちよりだいぶ上で、他の定年前の役務者よりも年齢が上のため、誰もその人に注意できず、野放し状態になっている。
他の役務者がやんわりと注意してみても「俺より年下のくせに!お前に意見される筋合いはない」と言った態度で、まったく態度を改めず、職場全体がその人の扱いに困っているという状態になっており、老害だと感じた。
- 老害が発生する原因と対処法
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定年を迎えても、給料は下がるがそのまま雇ってもらえるという環境に甘えて、「とりあえず給料さえもらえればそれでいい」、「定年まで頑張ってきたのだからもう頑張らなくていい」と思いながら職場に居座る姿勢。
日々なんとなく職場にきて時間をつぶし、給料だけもらっている老害社員が多いと感じる。
「頑張らなくても雇い続けてもらえる」と思わせないためにも、会社側や他の社員がその人の仕事ぶりを評価し、働いていないとの評価なら継続して雇ってもらえないようにするべきだと思う。
また、定年を迎えると今までの役職をはずされて平社員として再雇用されるパターンがあるが、責任もなくなり、さらに今までやっていた仕事もやらなくなります。
結果として、何もしなくなってしまうので、ある程度それまでのような責任のある仕事を任せ、仕事量を減らしたりもせずに再雇用するべきだと思う。
会社側が甘やかさない環境を作ることで、本人に「今までよりは少ないがお給料をいただいているからきちんと仕事をしなくてはいけない」という意識をもってもらうことが大切である。
話の通じない老害店員、プライドが高く謙虚さがない
パートで勤務していたところにいたおじいさん。
私とは40歳くらい年が違います。
お客様に向かって「だーかーらー」と平気でお話を遮り大声でこちらの言い分を通そうとしている姿を見て、老害だと思いました
ことの発端は、お客様から商品について質問されたことです。
私ではわかりかねるため、その商品の担当の者に代わると伝え、担当者を呼びました。
その担当者が冒頭のおじいさんです。
背が小さくプライドが高い人です。
私から遠いところでお客様とおじいさんが会話をしていましたが、怒鳴るまではいきませんが、何やら大きい声で荒々しく話しているなあと思いました。
しばらくすると、そのお客様が商品を手にして、私がいるレジまで来ました。
ああ、買ってくれるんだ、そう思いながらレジ打ちをしていると、お客様から「あのおじいさんだめねー話が通じないわ、こっちが話そうとすると『だーかーらー』って全部返してくるのよ」と言われました。
お客様の話を遮らないで最後まで聞くこと。
販売をする者の基本ではないでしょうか。
- 老害が発生する原因と対処法
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自分はいつまでも現役でいられる、会社は昔と変わらない、と考えていることが老害の要因です。
おじいさんに関しては、実際長年勤務していて、業務のあれこれをよくわかっているのだと思います。
しかし、身体の老いも出てくるでしょうし、経験の豊富さがプライドとなるのでしょう。
おじいさんの例でいえば、耳が遠くなり声が大きくなること、人の話を最後まで聞けない気の短さ、が年齢とともに出てきたのだと思います。
経験値も高いがゆえに、自分はできる人間であると過信し、謙虚さが失われていくようにみえました。
時が経てばあらゆるものは移ろいゆくでしょう。
社内のシステムも、勤務する人間も、自分の立場も、昔と全く同じということはないでしょう。
会社の吸収、合併により、システムがまるっきり変わったり、どんどんデジタル化したりします。
若い従業員も入ってきます。
定年を過ぎて、再雇用という立場になります。
これらのことを受け入れることができれば、老害にはならないでしょう。
不要な老害を解雇すればいいとも言い難い
私が某食品会社の製造工場に勤務していた頃、その会社は1998年から新入社員を募集せず、契約社員や派遣社員を補充してやりくりしてました。
労働組合があるためかなかなか社員が減らず、定年になっても再雇用や延長する社員が沢山いたのです。
それらのどの社員も平社員が多く、また派遣社員と比べても明らかに仕事ができない社員ばかり。
製造工場の製造ラインで私は主に仕事をしていましたが、定年延長した社員も何人か同じ場で働いており、年をとっているだけあり、なかなか動こうとしません。
兎に角動かないようにするにはどうすればいいかを考えているようで、しかも周りはほとんど自分より若い作業員ばかりなので、当然命令ばかりです。
その職場の伝統というか環境なのか、相当に口の悪い指示の仕方をする社員が多く、パワハラは当たり前で、前時代的な考え方をしています。
そのくせ仕事は出来ないので他の社員や上司も煙たがっているようで始末に負えない感じでした。
- 老害が発生する原因と対処法
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老害が発生するのは、その会社の空気・伝統・考え方が強く影響しているのではないかと思います。
職場によっては、他業種との交流など全くなく、家(社員寮)と職場を往復するのみという社員もいることもあるため、段々とその職場の環境に染まっていきます。
仕事に対する理念や哲学などを学ぶ機会などなく、ただ仕事をこなすだけで昇進したりする社員もいるため、あらゆるモチベーションが年々下がり、「老害」と呼ばれる社員に出来上がっていくのです。
ですが、それらを無くすかどうかを考えると、個人的には反対です。
仕事への理念・哲学などの学ぶ姿勢などは、それこそ子供の頃の教育からやり直さないといけない問題であり、国をあげた取り組みが必要になります。
そもそも自分がその「老害社員」になるかもしれないという懸念を、常に頭に置く必要があるのです。
また、「老害社員」とはレッテル貼りであり、主観的な見方であるとも思います。
会社では「老害」かもしれませんが、他の場ではそうではないかもしれません。
「老害社員」は、無駄なんでしょうか。
「老害社員」も日本経済に色々な形で貢献していますし、彼らが解雇されることでその分不景気へと近づきます。
彼らだって人間ですし、働く権利だってあります。
企業単位で考えると、彼らを雇用する余裕のある会社ということで寧ろ日本社会に貢献している良い会社と言えるのではないでしょうか。
「無駄」を省く・切り捨てるという考え方が近年蔓延ったからこそ、日本社会に様々なひずみが生まれ、「自己責任」を代表とした新自由主義の考え方にすっかり染まり、コロナ過や災害などに対応できなくなる脆弱な社会になってしまったのではないでしょうか。
「老害社員」は、ミクロで考えれば非常に迷惑な存在なのかもしれませんが、マクロ的な視点・少し大きな視点でも見てほしいなと思います。
役立たずの老害でも解雇されることなく継続雇用
数年前まで勤めていた企業で定年延長で働いていた従業員が複数いたが、彼らはまず与えられた役割を明確に理解することがなく、期日を守らないため所属するグループ全体の足を引っ張っていた。
彼らの職務怠慢は定年延長する前から続いていたものの、中堅層と比べて基本給が安かったことから当時の上層部は彼らを退職させることもなく、そのまま継続雇用となったらしい。
また、職務怠慢に加え、彼らはPCの扱いが苦手なため、簡単な資料作成さえ若手にやらせようとすることがたびたびあり、若手スタッフの貴重な時間を勝手に使うといった問題もあった。
これについては私が直接注意したことで表面上は収まったが、そもそもグループを管理している人間の許可なしに勝手に他のスタッフに仕事を回すという非常識なことを平気でやろうとする意識があったため、グループの業務進捗を妨害する存在になっていた。
そして、グループ内のミーティング時にはろくに発言もしないにも関わらず、ミーティング終了後にぼそぼそと「あの案は上手くいかない」などと若手に話す点についても閉口した。
彼らは発言に対する責任を求められるミーティングでは何も言わず、ミーティング後に言いたいことを言うという後出しじゃんけん的な行動を取ることが多く、グループの秩序を乱す存在だったのだ。
- 老害が発生する原因と対処法
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まず、組織の役員層が営業上がりが多く、スタッフの労務管理や評価形態の整備に対していい加減ということが挙げられる。
評価形態を改める社風がないため、老害社員人材が多く存在しても彼らを辞めさせるでもなく、老害社員を管理する現場のマネージャークラスに責任を丸投げする状態となっている。
そして、マネージャーたちは人事権がなく彼らの年次評価や給料を決める権限があるわけでもないため、細かい業務内容に関する改善くらいしかできない。
彼らが老害にならないようにするには、会社全体で業績だけでなく日々の業務内容と成果を定量的に管理し、その結果が年間評価や給与、職位に反映される仕組みを社内で作ることが必要だと思う。
そうすることで評価基準が明確になり、社員は仕事をやらされるという意識がなくなり、個々のパフォーマンス向上につながる。
そして、パフォーマンスが悪い社員は給与も減り職位も上がらないため次第に職場に居づらくなることで、将来の老害社員となる前に職場を離れることになると考えられる。
評価基準が曖昧な状態では老害社員の基準も曖昧となってしまい、彼らに退職勧奨することも困難になりそのまま居座られてしまい人的予算を有効活用できないという事態が継続してしまう。
その結果、組織にとって本当に必要な人材を確保できないという組織全体にとってマイナスな事態を招くことになる。
些細なことで若手社員を人格攻撃
下請け会社の50代後半の男性が打ち合わせ中に、ささいなことから部下である若手男性社員を怒鳴りはじめ、ネチネチと仕事のやりかたや人格攻撃をしはじめたことがありました。
あまりの出来事にびっくりしました。まず、怒鳴りや人格攻撃などパワハラ、モラハラだし、それを社外で公然と行う非常識さが老害だなと思いました。
私の上司も50代後半で同席していたのですが、非常識な言動をいさめることもせず、静観してました。
こちらの老害は、非常識な言動だと理解はしていたらしいのですが、それを止めるのは自分の仕事じゃないし面倒に巻き込まれたくなかったから静観していたらしいです。
立場上、止められるのは上司しかいないので非常に残念な思いでした。
老害が暴走し、もうひとりの老害は何もせず静観しているので、とりあえず怒られている若手男性に用事をお願いしその場から逃しました。
老害を少なくするには、老害をまともに相手しないことが一番かなと思います。
言葉も常識も通用しないし、かまうと調子にのるので、心を無にして老害の存在を無視するようにすることが大事。
自分の常識が全てではない、人にはそれぞれの価値観がある、と認識して互いに一歩引いて気遣う姿勢を持つことが大切だと思います。
あとは、食生活やライフスタイルに気をつけて心身を健やかにすることも大切だと思います。
沸点が低くすぐに怒りだす50代の上司
会社の50代の上司のことを老害だなと思っています。沸点が低くすぐに怒りだし周りの人たちはとても迷惑しています。
ちょっとしたことで怒鳴りだすので、20代の社員はすごく怖がって「どうしたら怒られないようになりますか?」とよく相談されるんです。
私が見ていても若い社員が悪いとは思いません。50代の上司が理不尽に怒っているだけだなと感じています。
上司はいつも自分は人生経験が豊富だから偉いんだという雰囲気で、周りを従わせようとしています。
飲み会の時は周りの人達に価値観を押し付けて話しますし、他の人の意見は一切聞きません。自分が一番正しいとハッキリと言うような人です。
気の弱い社員は長々とお説教されることもあり、本当に迷惑な存在になっています。
頑なに自らの価値観を貫こうとする人を変えようと思うとすごく難しいですし、こちらが精神的にまいってしまうので、できるだけ近づかないようにしています。
会社でその人と仕事のことで話さなけばいけない時は、すごくシンプルに短く伝えて、すぐに立ち去るようにしています。話かけられてつかまってしまった時は、自分の意見やその人の考えを否定するようなことは言わないようにしています。
高齢者のいる家族がそれぞれ老害について話し合って、たくさんの人が老害について考えることで少なくなるのかなと思います。
周りにいる老害の人を見て、自分はこうならないようにしようと思うことが大切だと思います。
他人を見てこうはなりたくないと思うことで自分も今後気を付けることができますし、自分の意見が正しいと思いこまず、周りの人の話をしっかり聞き受け入れることも時には大切だと思います。
昔の自慢話や古い知識をひけらかすわりに、役立たず
作業をしている時に、昔の自慢話や古い知識をひけらかして話をしてくるが、いざ作業をすると全く役に立たない。
新しい機械の導入時には「昔は、こんな機械はなかった。今の人は、楽をし過ぎている。甘やかされている。こんな高価な機械がなくても作業は、できるはず。これを買う予算があるなら給料を上げてほしい。」と言う始末です。
おまけに、機械の操作はしないどころか覚えようともしない。
パソコンを操作して報告書の作成などは、初めからやるつもりもなく人任せで、やらない言い訳を「昔は、こんな報告書はなかった。」というから呆れてものが言えません。
最後には「年をとったから疲れやすくなったみたい。残りは、やっといて。」と、作業を放り出し、勝手に休憩に入ってしまいます。
上司も年下なので強くは言えず他の職員から不満をぶちまけられています。
「老害」になりそうな人には、あえて作業をお願いしないせず、放置しておくのが一番です。
誰もいないと思って自分で作業を行ってしまう方が気楽です。
「老害」を少なくする為には、本人がバリバリと作業していた時代とは、違うという事をしっかりと認識させておく必要があると思います。
また、極力昔話や自慢話をさせないように、その様な話になりそうな時は、自分から進んで違う話題を提供してやり過ごしています。
「老害」にならない様にする為には、昔とは時代が違うと認識して若い人の話や意見を素直に聞くとだと思います。
また、新しいことにチャレンジする精神を忘れてはいけないでしょう。
チャレンジする事をしなくなったら、周りから置いていかれその瞬間から「老害」と思われてしまいます。
年齢が一番高いことを利用し、やりたい放題
職場の最も年齢の高い上司が、周りから「絶対に意見を曲げない頑固」として強く認知されています。
タイトなスケジュール感でこなす業務ですので、その上司が無理矢理通すというならば他は絶対に従わなければならない状況です。
その上司に対して口を出せる立場であるはずの方もいるのですが、そのような方々ですら従わなければならないような空気が生まれてしまっています。
おそらく年齢が一番高いということで自然と周りは口を出しづらくなっていること、さらにそれを勘違いして調子に乗り続けるようなことが長期間続いてしまったせいで、このような老害が生まれてしまったのだと思います。
見かけ通り長年かけて凝り固まったその人は私が出会った中で最も「老害」という言葉が似合う人です。
私だけではありませんが、基本的に腫物を触るかのようにできる限り刺激しないスタンスをとってしまっています。
言い方を変えてしまえば、老害に対してもう諦めてしまっているのだと思います。
しかし、このような人を変えたり、どうにかするには、やはり積極的に喧嘩でもするような勢いで接していくことで本人が気づくきっかけとなるように思います。
醜い振る舞いで周囲に迷惑をかける老害と多く出会いそれらに対して嫌悪感を抱くことで、自然と「自分はこうなりたくない」像が出来上がっていくのだと思います。
そのようなイメージがはっきりとしていれば、時間が経っても本能的にそれらにはならないと思います。
効率性を追求せず、新しいものを否定する
私の会社の上司は、エクセルの関数を頑なに使おうとしない。
何故か電卓でいちいち計算をして手入力する。
私が関数を使ったり、使うように進言すると「楽ばっかりしようとするな」と怒られたこともある。
楽に出来て、仕事の進捗も早くなることをなぜか拒否する。そのくせ遅いとまた怒る。
他にも休憩時間に私がスマートフォンを使っていると「ゲームばかりやるな。少しは仕事の事を考えろ」とかなり意味不明なことを言われたこともある。
そもそも休憩時間に仕事のことを考えさせるのも意味不明だし、スマートフォンを使ってるだけで怒るのも意味がわからない。
なぜか手間がかかり無駄に時間を浪費するやり方を有り難がり、新しいものを否定する様が典型的な老害だなと感じる。
上司の場合、こちらから何かを申し立てると怒り、評価を下げて来るのでなるべく聞いてるフリをして、目が届いてないところで仕事を早く終わらせるようにしています。
表立って対立しようとするとまずいので水面下で新たなやり方を取り入れるように画策しています。
その他、出来る社員としての実績を積んでなるべく文句を言わせないようにすることも有効だと思います。
新しいものに対してもっと興味を持つようにするのが一番だと思います。
自分の経験や過去の実績を誇るだけでなく、次の実績を目指せるように頑張ってほしいです。
また、常に謙虚でいて、教えてやってるという考え方でなく、一緒に成長しているという考え方を持つことも大切だと思います
自分は正しく、部下の話に聞く耳を持たない老害
かつての職場の上司は、いつも自分の意見を曲げずに、間違っているなとみんなが思っていることでも自分は正しいとのいってんばりで、聞く耳を持たない人でした。
仕事上、その人と関わらないといけなかったので、毎日その人に会うのも苦痛でした。
ちょっと私の言い方が気に入らなかったりすると、ネチネチと、説教をし始めて、仕事と関係ないようなことまで持ち出して色々と言ってきたり、あれしろこれしろと命令口調な事もとても嫌でした。
いつも気になっていたのは舌打ちです。
よく舌打ちをしていたので、ついつい気になってしまって、また機嫌悪いのかなと、いつも気にしてしまう自分もいて、とても仕事以外の付き合いでも疲れました。
関わらないといけないので、避けられない状況は多々あるのですが、余分な事は自ら話さないようにしたり、変な情報を言わないようにして、出来るだけ接点を減らすように気を付けました。
少なくするためには、その人の事をわかってあげられる身近な人が、気を配って理解してあげる事が必要なのかなと思います。
老害は何かしら問題がある場合もあるのかなと思います。
自分が年を取るという事を理解して、周りの環境もどんどん変わっていっているという事を自分で自覚する必要があるのかなと思います。
ぎすぎすした生活をしていては、どんどん自分の殻に閉じこもって、こだわりがより強くなってしまうような気がするので、柔軟な考えと心を持たないといけないのかなと思います。
メールやLINE、チャットが普及した現代でも、FAXに拘る情弱老害
いつまで経ってもFAXでないと受け取らない、それで送ってくる人がいます。
今やそのような書類等はファイルに作成したものをメールに添付すればいいことです。
その方が管理しやすく、劣化もない為、基本的にはビジネスでFAXは使用しなくなりましたが、その人に対してはFAXでないと駄目だと言われています。
送信については、あちら側に送ったメールに添付したものを(他の人に)印刷してもらうということもできますが、その人が絡むと必ずFAXで送信してくる為、こちらの管理が面倒で仕方ありません。
仕方がないのでそれをスキャナで読み込み、画像ファイル化して保存しています。
昔からこのようなやりとりをずっとFAXでやってきたのも分かりますが、今や情報のデジタル管理は時代の流れです。
こういった頑固に昔の通りを貫こうとする人が居る限り、デジタル庁どころではないと思っています。
- 老害への対処法
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携帯電話が今やほとんどスマホになったように、今までの方がいいと思っていても、時代の流れには逆らえません。
また、それに乗っていけないようでは周りの迷惑にもなるので、その周りが無理矢理にでも、これが現在のスタンダードだと浸透させていくべきです。
相手が上司や目上の人だと、それが難しい場合もあるかも知れませんが、特にビジネス関係では、相手に対しても失礼になることも多いので、早急に何とかして欲しいものです。
- 老害にならないために
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いつまでも古い考えや仕組みに拘らず、現在のスタンダードだと言えるものを学ばないといけないと思います。
覚える気になれば簡単に覚えられることでも、高齢になると、下の人間に聞くは恥ずかしさもあってか嫌だという気持ちが先行している気がします。
そう頑固にならず、柔軟に時代の流れに乗っていって欲しいものです。
私も決して若者ではないので、スマホになった時には反って面倒だと思ったこともあります。
ですが、それがこれからのスタンダードだと思い、自分より若い人にも色々と聞きました。
老害と呼ばれてしまうような人は、総じてこのような点が欠けています。いつまでの自分の知っている世界だけが全てではないのです。
役に立たない割に先輩面して態度ばかりデカい
工事現場の作業員をやっていました。その時同じ現場で働いている70代の男性にイラついた事が多々あります。
年寄りだからかやけに口うるさく、細かいことでいちいち注意されます。先輩面して偉そうなことばかり言ってくるくせにその老人は現場では、全くと言って良い程役に立っていません。
なぜならその人は腰を痛めているので重いものを持つことができません。
肉体労働である現場仕事で重量物も持ち上げられないなら居る意味がありません。
そのくせ偉そうな態度ばかり取ってくるので、腹が立って仕方ありません。
年のせいで体の自由が利かないのは理解できますが、周りの人間に迷惑をかけていることを自覚して欲しいです。その人と一緒に働くのが嫌で仕方ありませんでした。
- 老害への対処法
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年寄りの言うことは適当に聞き流せばいいと思う。口うるさく文句を言われたときに「はいはい」と素直に聞いたふりをすれば、調子に乗って次から次へと言いたい放題言ってくるので、無視するのが一番だと思う。
年寄りは自分が周りに迷惑をかけていると自覚するべき、そして周りの人間も年寄りの言うことに耳を貸さないほうが良い。
- 老害にならないために
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自分の意見を他人に押し付けない。年下を見下さない。年相応の仕事をする。
肉体労働で年寄りを雇うべきじゃない。年寄り自身が、自分の考えが時代遅れであると自覚するべき。
周りの人間も年上に言われたからと言って、何でもかんでも素直に聞かないほうが良い。
昔の武勇伝と時代錯誤な長話で、自己満足に浸る老害
以前小さい会社にいた時、私含めて10人足らずの営業マンとリーダー、内勤2名に社長という構成だったんですが、それに加えてよくわからない初老の男性がいました。
外回りと社内業務が7:3くらいだったんですが、社内業務で資料作成などをしていると暇を持て余しているのか、「ちょっとミーティングするから社内にいるものは会議室に集まって」と頻?に作業を中断されました。
ミーティングの内容が有益なものであれば問題ないのですが、「営業とは、」とか「お客様と会うときは」から始まって、途中からは必ず嘘か本当かもわからない自慢話・武勇伝になります。
一応、問題提起→現状と課題→解決策の提示という流れにはなってるんですが、解決策というのが自分の時代はこうで俺はこうやって成功したから、という内容で、だからお前らもそうしろと言いたいのそうです。
ところが、それがことごとく今の時代にはもう通用しないものでした。
通用しないだけならまだしも、中には現在では否定されている非科学的なことを口を曲げて自慢げに長々と演説して悦に入っていることも。
数十年前から情報のアップデートを放棄している感じでした。言うことが明らかに違うときに、度胸あるというか空気読まない系の入って間もない新人がそれは違います、こうこうですよと指摘すると、顔を真っ赤にして逆ギレしてミーティングが4時間くらい続いたこともあります。
みんな机の下で貧乏ゆすりをしながら終わるまでひたすら耐えるしかなかったのです。
どういう経緯で入社したのか未だに不明ですが、ある日から来なくなりました。今から考えると、あれが老害というものなんだなと思っています。
- 老害への対処法
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その時は、ひたすら耐えていました。正直「老害」を少なくするのはかなり難しいことだと思いますが、老害から逃げる、距離を取るということは可能だと思います。
ただ、置かれている状況でそれが無理な場合は、前頭葉が縮んでおかしくなった脳の老化現象ととらえ、広い心を持って優しく接し、かわす、いなす、というようなことで対処するしかないのかな、と思います。
- 老害にならないために
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謙虚な気持ちを持つことが大切だと思います。
「今の若いモンはダメだ!」というのはいつの時代でも言われることかと思います。
しかし、そうではなく、自分より若い方の立場に立って、「今の年寄りはダメだ!」というのがより客観的な事実だということを認識し、まず、若い人の話を先に聞くべきだと今から自分に言い聞かせて続けるべきだと思います。
「やっぱり仕事がしたい」再雇用でも活躍する人たち
さして労働の意欲も責任感もなく、周囲に煙たがられる再雇用社員とは対照的に、仕事を活力の源として精力的に活躍する高年齢者の方々も、少数ながらいます。
豊富な経験と知恵を生かし、職場の貴重な戦力となると同時に、若い社員のよき指導者であり、頼もしい先輩となる理想の再雇用職員の存在は、日本に希望をもたらすのです。
何かしたり考えたりしてる方が生きてる感じがする
自ら率先して再雇用を希望したであろうKさんは、私が新入社員として入社した会社の、私の直属の教育担当者でした。
Kさんは定年前まで所謂管理職でも無く、営業の現場の第一線にずっと従事していました。
取引先からの信頼は長年の営業から強固に築かれており、自社の社員・周囲の信頼も勝ち取ってきている方でした。
Kさんはよく、「定年になったら何して過ごそうかなって考えてるんだよね、だけどやっぱりこの仕事がしたいんだよね」とこぼしておりました。
私が冗談半分で「年金生活で悠々自適に過ごしてもいいんじゃないですか」などと話すと、「それもいいんだけど、やっぱ常に何かしてたいんだよね、何かしたり考えたりしてるのって生きてる感じがするから」と言っていました。
それからしばらくして、Kさんの最終出社日が来ました。その日のKさんは目を真っ赤にしていました。
それから半年後、新入社員と一緒にKさんが嘱託社員として入社してきました。
Kさんに挨拶に行ったところ、「やっぱり仕事したくて偉い人にお願いしちゃったよ」とはにかみながら話していました。
その後のKさんは、半年のブランクを見せつけないほどの仕事ぶりを発揮していました。
以前の仕事量の凌駕するほどに仕事をしているほどです。
「半年休んだら、仕事したくて仕方なくて」とはにかみながら、更なる信頼を獲得していました。
モチベーションが低い人とそうでない人との差や能力が激しい
以前勤めていた会社で定年退職後の再雇用の男性が三人、私の職場にいました。
そのうち一人だけが現役世代と同様のパフォーマンスでしたが残りの二人は明らかに能力が低かったと思います。
仕事ができる人は4トントラックや重機を運転しても見事な操作でしたしフォークリフトだと若い人より上手に操縦していました。 物わかりが良くサボることもしません。若いスタッフへの態度も親切かつ丁寧でとても評判が良かったです。
ところが仕事ができない二人は色々理由をつけて自分の仕事をせず若いスタッフに自分の仕事を押しつけたり、倉庫内作業ではフォ ークリフトで何度も事故を起こして取引先に迷惑をかけることがよくありました。
またタバコ休憩が多く、仕事も今日はしんどいという理由でドタキャンすることが多かったように思います。
再雇用の目的は軽めの作業や若いスタッフのサポート役として活躍してもらうことだったのですが、モチベーションが低い人とそうでない人との差や能力が激しくて、特にプライドが高い人ほど仕事をしない傾向にあったと思います。
定年退職した後にそのまま再雇用する制度自体に反対しませんが、希望した人全員を再雇用するのは反対です。
たとえ会社の功労者であったとしても能力がない人やモチベーションがない人を再雇用すると若いスタッフや取引先に負担がかかるので良くないと思います。
「再雇用」や「定年延長」によって、やる気のない高年齢者への対処方法
定年延長や再雇用によって、60歳を過ぎた高年齢者を雇い続けざるを得ない中で、やる気のない高年齢者を会社の戦力として活用する施策が重要となります。
働く意欲も、仕事や周囲に対する謙虚さも希薄で、職場の問題児と化す老害を、如何に会社として生かすかが、組織の生産性向上のために不可欠なのです。
再雇用や定年延長した高年齢者の再教育
現役時代と大きく立場が異なる状況で働くこととなる再雇用や定年延長による高年齢者には、再教育によって仕事への姿勢や意識を変えてもらう必要があるでしょう。
「本格的に年金が支給されるまでの腰かけだと思っている人が多いので、そのような甘い考えで働くのはやめてくださいと経営者や人事がはっきりと言った方が良い」といった厳しい意見もあります。
もっとも高年齢者には、身体能力の低下による労働災害の防止の観点から、特段の配慮が求められることもあり、現場作業を伴う労働では、できるだけ軽い作業や手慣れた作業をしてもらうなどの対策が必要になります。
「平易で負担の少ない作業でさへ期待できない仕事ぶりの人には仕事のやり方をもう一度再確認してもらって、できるだけ簡単なことから始めてもらうのが良いです。不器用な人には個別に作業の目標を設定すると良いかも知れません。そしてサボる人やプライドが高くて若いスタッフの指示に従わない人には辞めていただく方向で話をすることで考えをあらためてくれる可能性が高いので、会社としての姿勢をはっきり示すのが良いです。」
再雇用といえども、法制度上容易に解雇できるものではありませんが、明らかにやる気がなく、職務や環境への適応のできない方々へは、会社がしかるべき指導等をしなければならないでしょう。
再雇用や定年延長するものの選別はできるのか
60歳以降の高年齢者の雇用について、すべての対象者を自動的に再雇用するのではなく、再雇用する対象者を選別するべきだとの意見が聞かれます。
政府は、一定程度の再雇用者の選別を一応は認めているものの、現実的に再雇用対象者を限定することは非常に難しいです。
厚労省は、再雇用対象者を限定する際の指標を以下のように定めています。
○ 対象者基準の内容は、原則として労使に委ねられるものですが、事業主と過半数労働組合等との間で十分に協議した上で、過半数労働組合等の同意を得ることが望ましいこと。
○ 労使間で十分に協議の上で設けられた基準であっても、事業主が恣意的に高年齢者を排除しようとするなど法の趣旨や、他の労働関係法令・公序良俗に反するものは認められないこと。
「事業者が恣意的に高年齢者を排除する」ことを禁止していることから、「会社が必要と認めた者に限って」再雇用したり、「上司の推薦がある者に限って」再雇用することは認められないのです。
今後、定年延長や定年の廃止が推進されていく中で、一定の年齢での再雇用者の選別自体が出来なくなれば、高年齢者と言えども通常の労働者解雇と同じ規制のもとでしか高年齢者の解雇は、難しくなります。
年齢に捉われず、会社への貢献に応じて給料を貰うという、雇用の大原則を改めて再認識する必要があるのでしょう。
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