【介護福祉士になろう】第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題92

筋ジストロフィー(muscular dystrophy)の病態について、適切なものを1つ選びなさい。
1 網膜が変性する。
2 運動神経が変性する。
3 自己免疫が原因である。
4 中脳の黒質が病変部位となる。
5 筋線維に変性が生じる。


1 筋ジストロフィーにおいて、網膜が変性することはありません。網膜変性症とは別の疾患です。誤りです。

2 筋ジストロフィーは、主に筋肉の病気であり、運動神経は変性しません。運動神経の病気は、筋萎縮性側索硬化症などがあります。誤りです。

3 自己免疫が原因であるという説はありません。筋ジストロフィーは、遺伝子の異常によって引き起こされる遺伝性疾患であり、免疫系とは関係がありません。誤りです。

4 筋ジストロフィーにおいて、中脳の黒質が病変部位となることはありません。中脳の黒質は、パーキンソン病などの神経疾患に関係しています。誤りです。

5 正解です。筋ジストロフィーは、筋線維の変性が主な特徴であり、徐々に筋肉が萎縮していきます。遺伝子異常によって筋肉のタンパク質が正常に機能しなくなり、筋肉の弱さや萎縮を引き起こします。

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