【介護福祉士になろう】第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題90

Dさん(31歳、男性)は、脊髄損傷(spinal cord injury)による対麻痺{ついまひ}で、リハビリテーションのため入院中である。車いすでの日常生活動作(Activities of Daily Living:ADL)は自立したが、退院後自宅で生活するときに、褥瘡{じょくそう}が生じないか心配している。
Dさんの褥瘡{じょくそう}が発生しやすい部位として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 頭部
2 上腕部
3 背部
4 腹部
5 坐骨結節部{ざこつけっせいぶ}


Dさんの場合、下半身の麻痺により、褥瘡が発生しやすい部位は坐骨結節部であると考えられます。なぜなら、褥瘡は圧迫や摩擦などによって皮膚や筋肉、骨が損傷し、壊死する病態であるため、車いすの座面や背もたれ、クッションが坐骨結節部に当たり圧迫されることが多く、褥瘡が発生しやすい部位とされています。したがって、最も適切な選択肢は5です。

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