【介護福祉士になろう】第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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認知症の理解

問題77

うつ病(depression)による仮性認知症(pseudodementia)と比べて認知症(dementia)に特徴的な事柄として、適切なものを1つ選びなさい。
1 判断障害がみられることが多い。
2 不眠を訴えることが多い。
3 誇張して訴えることが多い。
4 希死念慮がみられることが多い。
5 抗うつ薬が効果的であることが多い。


選択肢1が正しいです。

「仮性認知症」とは、うつ病などの精神疾患によって認知症に似た症状が現れる状態を指し、うつ病と認知症を鑑別するのが困難な場合があります。しかし、うつ病による仮性認知症と比べて認知症には、日常生活に支障をきたす判断障害が多く見られることが特徴的です。

不眠や希死念慮は、うつ病や仮性認知症に共通する症状です。誇張した訴えをすることもありますが、これは症状の重要な指標ではありません。抗うつ薬が効果的であるかどうかは、うつ病や認知症の種類や症状の程度によって異なります。

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