【介護福祉士になろう】第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

問題76

高齢者の糖尿病(diabetes mellitus)に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1 アミラーゼ(amylase)の作用不足が原因である。
2 ヘモグロビンA1c(HbA1c)の目標値は、若年者に比べて低めが推奨される。
3 若年者に比べて高血糖の持続による口渇感が強い。
4 運動療法は避けたほうがよい。
5 若年者に比べて低血糖の自覚症状に乏しい。


最も適切な選択肢は5です。

1 アミラーゼの作用不足が原因であるとは一般的な糖尿病の原因ではありません。糖尿病の主な原因は、インスリンの分泌不足や細胞レベルでのインスリンの効果不足によるものです。

2 ヘモグロビンA1cの目標値は、高齢者においてはむしろ若年者よりもやや高めが推奨されます。これは、高齢者は低血糖の危険性が高く、低血糖を回避するために若干の高めの目標値が推奨されるためです。

3 高血糖の持続による口渇感は、糖尿病の症状の一つですが、年齢によっては若年者よりも症状が軽い場合があります。

4 運動療法は、糖尿病の治療において非常に重要です。適切な運動は、血糖値のコントロールを助け、合併症の予防に役立ちます。

5 高齢者の場合、低血糖の自覚症状が乏しいことがあります。低血糖の自覚症状がないため、高齢者の場合は低血糖による誤嚥性肺炎などの合併症に注意する必要があります。したがって、高齢者の糖尿病患者は、血糖値の管理に細心の注意を払う必要があります。過剰な降糖剤の投与は避けるべきです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*