【介護福祉士になろう】第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題75

高齢者の転倒に関する次の記述のうち、正しいものを1つ選びなさい。
1 介護が必要になる原因は、転倒による骨折(fracture)が最も多い。
2 服用する薬剤と転倒は、関連がある。
3 転倒による骨折(fracture)の部位は、足首が最も多い。
4 転倒の場所は、屋内では浴室が最も多い。
5 過去に転倒したことがあると、再度の転倒の危険性は低くなる。


選択肢2が正しいです。

服用する薬剤と転倒は関連があります。高齢者が服用する多くの薬剤は、めまい、ふらつき、平衡感覚の喪失などを引き起こすことがあります。これらの症状は、転倒につながる可能性があります。また、薬剤の副作用によって、手足のしびれや筋力低下なども起こるため、転倒のリスクが高まります。

選択肢1は部分的に正しいですが、全体としては誤りです。転倒による骨折は介護が必要になる原因の一つですが、最も多いとは限りません。

選択肢3は誤りです。高齢者の転倒による骨折の部位は、骨盤が最も多いです。

選択肢4は部分的に正しいですが、全体としては誤りです。高齢者の転倒の場所は、屋内でも屋外でも発生しますが、屋内の場合は特に浴室での転倒が多いとされています。

選択肢5は誤りです。過去に転倒したことがある人は、再び転倒する可能性が高くなります。

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