【介護福祉士になろう】第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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介護過程

問題61

介護過程の目的に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 利用者の健康状態の改善
2 介護福祉職の介護観の変容
3 他職種との役割の分化
4 家族の介護負担の軽減
5 利用者の生活の質の向上


選択肢5「利用者の生活の質の向上」が最も適切です。

1「利用者の健康状態の改善」は、病気や障害がある場合には適切な目的ですが、それが可能な場合に限られます。
2「介護福祉職の介護観の変容」は、介護福祉職自身が介護についての考え方を変えることを目的とするものであり、介護を必要とする利用者には直接関係しません。
3「他職種との役割の分化」は、介護福祉職以外の職種との役割分担を明確化することを目的としており、介護を必要とする利用者には直接関係しません。
4「家族の介護負担の軽減」は、介護を担う家族の負担を減らすことを目的としていますが、介護を必要とする利用者の生活の質を向上させることを目的としているわけではありません。

したがって、介護過程の目的は、利用者の生活の質を向上させることであるといえます。

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