【介護福祉士になろう】第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題55

ベッドに比べて畳の部屋に布団を敷いて寝る場合の利点について、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 布団に湿気がこもらない。
2 立ち上がりの動作がしやすい。
3 介護者の負担が少ない。
4 床からの音や振動が伝わりにくい。
5 転落の不安がない。


ベッドに比べて畳の部屋に布団を敷いて寝る場合の利点について、最も適切な選択肢は5です。

1 湿気に関しては、ベッドと同様に湿気対策が必要です。床に直接敷く場合は湿気がこもりやすく、定期的な干しや布団乾燥機の使用が必要です。

2 立ち上がりの動作に関しては、畳の上で寝る場合は床に近いため、立ち上がりがしやすいという利点がありますが、逆に床に接地するために膝などへの負担が大きいこともあります。

3 介護者の負担に関しては、布団を敷く場合は床に近く、寝たきりの方などを介護する場合には介護のしやすさがあるかもしれませんが、介護者が寝転がるときなどは、床に対して高い位置になるため、介護者にとっては負担が大きくなることがあります。

4 床からの音や振動に関しては、畳の上で寝る場合は、床が柔らかいため、ベッドに比べて音や振動が伝わりにくいという利点があります。

5 転落の不安に関しては、畳の上で寝る場合は床に直接寝転がるため、ベッドよりも転落の危険性が高くなります。また、寝返りをうったときに布団がずれたり、圧縮されたりすることで身体が不安定になる場合があるため、転倒予防には十分な注意が必要です。したがって、選択肢5が最も適切です。

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