問題48
Kさん(72歳、女性、要介護2)は、脳梗塞(cerebral infarction)で入院したが回復し、自宅への退院に向けてリハビリテーションに取り組んでいる。トイレへは手すりを使って移動し、トイレ動作は自立している。退院後も自宅のトイレでの排泄{はいせつ}を希望している。
Kさんが自宅のトイレで排泄{はいせつ}を実現するために必要な情報として、最も優先されるものを1つ選びなさい。
1 便意・尿意の有無
2 飲食の状況
3 衣服の着脱の様子
4 家族介護者の有無
5 トイレまでの通路の状況
正解は5です。
自宅での排泄に必要な情報として、トイレまでの通路の状況が最も重要です。排泄するためには、トイレまでの通路がバリアフリーであることが必要です。手すりやスロープがあるか、床が滑りにくい素材であるか、障害物がないかなどを確認する必要があります。便意・尿意の有無や飲食の状況、衣服の着脱の様子、家族介護者の有無も重要な情報ですが、トイレまでの通路の状況が整っていなければ、排泄ができないため、最優先で確認する必要があります。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126