問題44
慢性閉塞性肺疾患{まんせいへいそくせいはいしっかん}(chronic obstructive pulmonary disease)のある利用者の食事に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 繊維質の多い芋類を食事に取り入れる。
2 炭酸飲料で水分補給をする。
3 たんぱく質の多い食事は控える。
4 高カロリーの食事は控える。
5 1回の食事量を減らし、回数を増やす。
正しい選択肢は4です。
1 繊維質の多い芋類を食事に取り入れる。
→慢性閉塞性肺疾患による栄養不良を防ぐためには、繊維質の多い食品は重要ですが、呼吸の苦しさを感じることがあるため、消化の良い食材を選ぶ必要があります。
2 炭酸飲料で水分補給をする。
→炭酸飲料は、空気を含んでいるため、膨張して胃を圧迫し、食欲を減退させる可能性があります。また、炭酸の刺激によって、咳き込むことがあるため、避けるべきです。
3 たんぱく質の多い食事は控える。
→たんぱく質は、呼吸の苦しさによる筋力低下を防ぐためにも必要な栄養素です。慢性閉塞性肺疾患の場合、呼吸に負荷をかけずに摂取できる、消化の良いたんぱく質を選ぶようにしましょう。
4 高カロリーの食事は控える。
→慢性閉塞性肺疾患の場合、呼吸に負荷をかけることなく、消化の良い食事を心がける必要があります。高カロリーの食事は、食欲不振や消化不良を引き起こす可能性があり、避けるべきです。
5 1回の食事量を減らし、回数を増やす。
→1回の食事量を減らすことによって、消化の負担を減らし、食欲不振を改善することができます。また、回数を増やすことで、栄養を効率的に摂取できます。ただし、食事の回数が多すぎると、呼吸の負荷がかかるため、適切な回数を選ぶ必要があります。