【介護福祉士になろう】第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題42

Hさん(35歳、男性)は6か月前、高所作業中に転落し、第6胸髄節(Th6)を損傷した。リハビリテーション後、車いすを利用すれば日常生活を送ることができる状態になっている。
Hさんの身体機能に応じた車いすの特徴として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 ヘッドサポートを装着している。
2 ハンドリムがないタイヤを装着している。
3 レバーが長いブレーキを装着している。
4 片手で駆動できるハンドリムを装着している。
5 腰部までのバックサポートを装着している。


正しい選択肢は5です。

Hさんは第6胸髄節を損傷しており、腰部から下の感覚・運動が麻痺しています。そのため、車いすに座る際には腰部を支えるバックサポートが必要となります。ヘッドサポートは首のサポートをするもので、Hさんには必要ありません。

また、ハンドリムがないタイヤを装着することは一般的ではありません。レバーが長いブレーキは、手の届きにくい足元にブレーキをかけるために使用されるもので、Hさんの場合には必要ないかもしれません。片手で駆動できるハンドリムは、車いすを駆動する際に一般的に使用されますが、Hさんの場合には脊髄損傷のために、腕の筋力や機能によって選択されることになります。

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