【介護福祉士になろう】第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

問題36

高齢者にとって安全で使いやすい扉の工夫として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 トイレの扉は内開きにする。
2 開き戸は杖{つえ}の使用者が移動しやすい。
3 引き戸は開閉の速度が速くなる。
4 アコーディオンドアは気密性が高い。
5 引き戸の取っ手は棒型にする。


1 トイレの扉を内開きにすることは、車椅子や歩行器を使用している高齢者にとって入りやすく、安全です。また、トイレに倒れた場合、外側から開けることができるため、安全性が高くなります。正しい選択肢です。

2 開き戸は、扉を開けるために手を使う必要があるため、杖を使っている高齢者にとっては扉を開けるのが難しくなることがあります。誤った選択肢です。

3 引き戸は開閉の速度が速く、急に引き戸が閉まることで高齢者がつまずいたり、ぶつかったりする可能性があります。誤った選択肢です。

4 アコーディオンドアは気密性が高く、部屋の温度や湿度を調整する上で有効ですが、高齢者にとっては取っ手の操作が難しいことがあります。誤った選択肢です。

5 引き戸の取っ手を棒型にすることで、握力の弱い高齢者でも扉を開けやすくなります。また、引き戸であれば、扉を開けるために車椅子や歩行器を置かなくてもよいため、移動が容易になります。最も適切な選択肢です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*