【介護福祉士になろう】第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

問題30

Gさん(55歳、男性)は父親と二人で暮らしている。父親は週2回通所介護(デイサービス)を利用している。Gさんは、父親が夜に何度も起きるために睡眠不足となり、仕事でミスが続き退職を決意した。
ある日、Gさんが介護福祉職に、「今後の生活が不安だ。通所介護(デイサービス)の利用をやめたいと考えている」と話した。
Gさんが、「利用をやめたい」と言った背景にある理由を知るためのコミュニケーションとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 開かれた質問をする。
2 「はい」「いいえ」で答えられる質問をする。
3 介護福祉職のペースに合わせて話してもらう。
4 事実と異なることは、訂正しながら聞く。
5 相手が話したくないことは、推測して判断する。


正解は1の「開かれた質問をすること」です。

開かれた質問は、相手に自分自身の思考や感情を自由に表現する機会を与えます。Gさんが自分の気持ちを伝えることができ、介護福祉職も彼の状況や感情をより深く理解できるようになります。

一方、2の選択肢である「はい」「いいえ」で答えられる質問は、相手の自由な表現を妨げる可能性があります。また、3の選択肢で介護福祉職のペースに合わせて話してもらうことも、Gさんの感情を十分に表現することができない可能性があります。

4の選択肢は、相手の感情を否定する可能性があるため、コミュニケーション上好ましくありません。5の選択肢は、相手の意図や気持ちを勝手に推測することになるため、誤解を招く可能性があります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*