【介護福祉士になろう】第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題22

施設利用者の多様な生活に配慮した介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 夜型の生活習慣がある人に、施設の就寝時刻に合わせてもらった。
2 化粧を毎日していた人に、シーツが汚れるため、化粧をやめてもらった。
3 本に囲まれた生活をしてきた人に、散乱している本を捨ててもらった。
4 自宅で畳に布団を敷いて寝ていた人に、ベッドで寝てもらった。
5 自宅で夜間に入浴をしていた人に、夕食後に入浴してもらった。


1 誤りです。施設利用者の個々の生活習慣に合わせて、施設のスケジュールを調整することが望ましいです。夜型の生活習慣がある人には、就寝時刻を遅らせることや、個室での生活を提供することが考えられます。

2 誤りです。化粧をやめてもらうことは、利用者の尊厳を傷つける可能性があります。代わりに、シーツの交換頻度を増やすなど、他の対策を検討することが望ましいです。

3 誤りです。利用者の趣味やライフスタイルに合わせて、本を整理したり、本棚を設置したりすることができます。散乱した本を勝手に処分することは、利用者の意思や権利を無視することになりかねません。

4 適切です。自宅で畳に布団を敷いて寝ていた人に、ベッドで寝てもらうことで、施設での生活に適応しやすくすることができます。ただし、利用者にとってストレスにならないよう、適宜相談しながら対応することが重要です。他の選択肢については、利用者の個別の生活習慣や好みに合わせた対応が必要であるため、誤った対応となっています。

5 誤りです。利用者の生活リズムに合わせて、夜間に入浴をすることを許可するなど、柔軟な対応が必要です。ただし、入浴時の安全面や、施設のルールに適合するよう注意が必要です。

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