問題19
ICF(International Classification of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)における環境因子を表す記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)である。
2 糖尿病(diabetes mellitus)があるため服薬をしている。
3 医者嫌いである。
4 町内会の会長を務めていた。
5 娘が近隣に住み、毎日訪問している。
ICFにおける環境因子を表す記述として最も適切なものは、5「娘が近隣に住み、毎日訪問している」です。環境因子は、人々が生活し、仕事をし、社会と交流するために必要な環境的要因を表すものであり、認知症の人が社会とつながりを持つためには、家族や友人、または近隣の人々とのつながりが重要になります。したがって、この選択肢は、認知症の人が社会的なつながりを持つために必要な環境因子を表すものです。
ICFは、人々が生活し、仕事をし、社会と交流するために必要な環境因子を表す記述を提供するために作成されたものです。
1 アルツハイマー型認知症は、周囲の人々や環境によって影響を受けることがあります。たとえば、認知症の人が暮らす家の環境が適切であるかどうか、また、周囲の人々がどのようにコミュニケーションをとるかなどが影響します。
2 糖尿病の治療には薬物療法が必要です。そのため、治療に必要な薬剤を入手できるかどうか、治療費用が負担できるかどうかなど、環境因子が重要な役割を果たします。
3 医者嫌いであることは、環境因子としてではなく、個人的な意見や態度として捉えられます。
4 町内会の会長を務めていたことも、環境因子としてではなく、個人的な経験や役割として捉えられます。
5 娘が近隣に住み、毎日訪問していることは、認知症の人が社会とつながりを持つためには重要な要素であり、環境因子として該当します。