【介護福祉士になろう】第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題119

次の事例を読んで、問題117から問題119までについて答えなさい。
〔事例〕
Kさん(80歳、女性)は夫が亡くなった後、自宅で一人暮らしをしていた。ある日、一人娘のLさんが訪ねると、ごみが散乱しており、冷蔵庫の中には古くなった食材がたくさん入っていた。
変化に驚いたLさんはKさんと病院を受診したところ、認知症(dementia)と診断された。Lさんは、Kさんに家庭的な雰囲気の中で生活をしてほしいと考えた。その結果、Kさんは認知症対応型共同生活介護(グループホーム)を利用することになった。
入居して1週間が経過し、Kさんと関わったM介護福祉職は、Kさんは短期記憶の低下により、最近の出来事については話すことは難しいが、自分が学校に通っていた頃の話や、子どもの頃に歌っていた歌については生き生きと話すことを確認した。

問題119 認知症対応型共同生活介護(グループホーム)を利用するKさんの要介護度に変更があった場合に影響があるものとして、適切なものを1つ選びなさい。
1 介護保険料
2 認知症対応型共同生活介護費
3 介護サービスの利用者負担割合
4 食費
5 居住費


適切な選択肢は「2 認知症対応型共同生活介護費」です。

認知症対応型共同生活介護(グループホーム)を利用する場合、要介護度に応じて介護保険料や認知症対応型共同生活介護費が変更される可能性があります。要介護度とは、介護保険において「要介護度1~5」に分類され、高い程介護が必要であることを示します。要介護度が上がると、介護保険料や介護費が増加する傾向があります。

また、介護サービスの利用者負担割合も要介護度に応じて変更される場合があります。要介護度が高くなるほど、利用者負担割合が増加する傾向があります。

食費や居住費は、要介護度によっては変更される可能性がありますが、直接的な影響は少ないと考えられます。しかし、介護サービスの利用状況や介護度によって居住費が変更されることもあります。したがって、要介護度に変更があった場合には、介護保険関係の費用や利用者負担割合の変更を把握し、必要に応じて対応する必要があります。

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