【介護福祉士になろう】第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題110

気管粘膜のせん毛運動に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
1 痰{たん}の粘度が高いほうが動きがよい。
2 空気中の異物をとらえる運動である。
3 反射的に咳{せき}を誘発する。
4 気管内部が乾燥しているほうが動きがよい。
5 痰{たん}を口腔{こうくう}の方へ移動させる。


選択肢5が正しいです。

気管粘膜のせん毛運動は、気道の内側にある細胞毛状の構造である繊毛が、痰などの異物を気道から除去する働きをします。繊毛は、気管粘膜上皮細胞表面にある細胞毛状構造であり、数百本から数千本の繊毛が一定の方向に振動運動を行うことにより、気道についた痰を気管から咽頭に向かって移動させ、咳や痰吐の手助けをする役割を担っています。

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