【介護福祉士になろう】第33回(令和2年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題102

Fさん(80歳、女性)は、普段の食事は自立している。日常生活では眼鏡がないと不自由である。ある日、いつもより食事に時間がかかっていた。介護福祉職が確認したところ、Fさんは、「眼鏡が壊れて使えなくなってしまった」と答えた。
食事をとるプロセスで、Fさんが最も影響を受ける段階として、正しいものを1つ選びなさい。
1 先行期
2 準備期
3 口腔期{こうくうき}
4 咽頭期
5 食道期


正しい記述は、「1 先行期は,唾液分泌が増加する」です。

準備期は、舌の動きによって食物が嚥下管に送られる段階で、呼吸が止まります。これを嚥下性無呼吸といいます。口腔期は、舌の動きによって食物が喉頭に移動する段階で、喉頭が閉じることで、食物が気道に入らないように保護します。咽頭期は、喉頭が開いて食物が咽頭に進み、食物が胃に入るための咽頭運動が起こります。この時に食塊が形成されます。食道期は、咽頭期で形成された食塊が食道を下って胃に移動する段階で、食道の平滑筋が収縮することで進みます。この運動は無意識的に起こり、随意的にはコントロールできません。

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