第32回(令和元年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

問題101

高齢者の大腿骨頸部骨折(femoral neck fracture)に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 転落によって生じることが最も多い。
2 骨折(fracture)の直後は無症状である。
3 リハビリテーションを早期に開始する。
4 保存的治療を行う。
5 予後は良好である。


適切な記述は、「1 転落によって生じることが最も多い」です。
大腿骨頸部骨折は高齢者に多く見られ、転倒によるものが最も一般的な原因とされています。また、骨折直後は症状がない場合があり、特に老年者では痛みや腫れなどが現れにくいため、注意が必要です。リハビリテーションについては、早期に開始することで予後を良くすることができます。一方、保存的治療は、高齢者においては骨折治癒率が低く、合併症のリスクが高まるため、手術治療が一般的です。予後に関しては、骨折部位や合併症の有無によって異なりますが、高齢者においては再発や合併症のリスクが高く、治療やリハビリテーションには時間がかかることが多いです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*