第32回(令和元年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題45

いすに座って食事をする利用者の姿勢を確保する介護として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 顎を上げてもらう。
2 テーブルは,肘がつき腕が自由に動かせるものを用意する。
3 テーブルと体の間を30 cm 離す。
4 体幹を後方に傾けてもらう。
5 いすに浅く座ってもらう。


最も適切なのは、2「テーブルは、肘がつき腕が自由に動かせるものを用意する」です。
食事中に利用者が正しい姿勢を保持することは、食事の消化と吸収を助け、消化器官の機能を改善するのに役立ちます。テーブルが適切な高さにあることは、利用者が腕を自由に動かし、肘をしっかりとつけて食事をすることができるようにするために重要です。この姿勢は、利用者の背筋をまっすぐにし、頭を正しい高さに保つことにも役立ちます。顎を上げてもらうことは、逆に利用者の首を疲れさせることがあるため、好ましくありません。テーブルと体の間を離すことは、利用者が食べ物を食べる際に手を伸ばしすぎることを防止し、咀嚼や飲み込みに問題がある場合には、医師や管理栄養士に相談することが重要です。体幹を後方に傾けてもらうことは、胃の消化を妨げ、背中の痛みや筋肉の疲れを引き起こすことがあるため、避けることが望ましいです。また、浅く座ることは、食べ物を食べる際にバランスを崩す可能性があるため、避けることが望ましいです。

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