第32回(令和元年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題44

Mさん(78 歳,女性)は,体格指数(BMI)は18.7 である。病気や食事制限はない。この1 年間で体重が2 kg 減少し,「最近,歩くのが遅くなり,疲れやすくなった」と言っている。Mさんに普段の食生活を尋ねたところ,お茶漬けやうどんで済ますことが多いと答えた。
介護福祉職が食事バランスガイドを用いて摂取を勧める区分として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 主食
2 副菜
3 主菜
4 牛乳・乳製品
5 果物


MさんのBMIが18.7とやや低く,1年間で2 kgも体重が減少したことから栄養不足が疑われます。また、歩くのが遅くなり、疲れやすくなったということからも栄養不足が影響している可能性があります。そこで、介護福祉職が食事バランスガイドを用いて摂取を勧める区分としては、栄養価が高く、エネルギーも多く含まれる主食を勧めることが適切です。また、Mさんがお茶漬けやうどんで済ますことが多いということから、食事のバリエーションを増やし、副菜や主菜も積極的に摂取することを促すことも重要です。

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