第32回(令和元年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題20

Hさん(80 歳,女性,要介護1 )は,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)である。20年前に夫が亡くなった後は,ずっと一人暮らしをしている。これまでの生活を続けていきたいので,訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することにした。訪問介護員(ホームヘルパー)のHさんへの対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 Hさんの意向を確認して,今までどおり畳で布団の使用を継続した。
2 入浴後,手ぬぐいで体を拭いていたが,バスタオルに変更した。
3 訪問介護員(ホームヘルパー)の判断で,食事の前にエプロンをつけた。
4 整理整頓のために,壁に立てかけてあった掃除機を押し入れに片づけた。
5 Hさんの気持ちを切り替えるために,家具の配置を換えた。


訪問介護員(ホームヘルパー)のHさんへの対応として、最も適切なものは1です。アルツハイマー型認知症の方は、環境の変化に敏感であるため、今までの生活習慣や環境を変えないように配慮する必要があります。そのため、訪問介護員はHさんの意向を確認し、今までどおり畳で布団の使用を継続するようにします。他の選択肢は、Hさんの生活習慣や意向を尊重していない場合があります。

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