第32回(令和元年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題15

成年後見制度に関する次の記述のうち,適切なものを1 つ選びなさい。
1 「2018年(平成30年)の全国統計」によれば,補助,保佐,後見のうち,最も多い申立ては後見である。
2 「2018年(平成30年)の全国統計」によれば,親族後見人が7割を占めている。
3 成年後見人は,施設入所の契約だけでなく介護も行う。
4 任意後見制度では,候補者の中から家庭裁判所が成年後見人を選任する。
5 成年後見制度利用支援事業では,成年後見人への報酬は支払えない。
(注)「2018年(平成30年)の全国統計」とは,「成年後見関係事件の概況-平成30年1月~12月-」(平成31年3月最高裁判所事務総局家庭局)のことである。


適切な記述は、2です。 「2018年(平成30年)の全国統計」によれば、親族後見人が7割を占めています。
成年後見制度は、判断能力を持つ人が将来に備えて代理人を選任しておくことができる制度です。選任された後見人は、被後見人の財産管理や生活援助を行います。
しかし被後見人に親族がいる場合、親族が後見人になることが多いのが実情です。成年後見制度に関する情報は、年々増加しており、公的な支援や利用者向けの啓発活動が進んでいます。

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