第32回(令和元年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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医療的ケア

問題109

介護福祉士が医師の指示の下で行う喀痰吸引の範囲として,正しいものを1つ選びなさい。
1 咽頭の手前まで
2 咽頭まで
3 喉頭まで
4 気管の手前まで
5 気管分岐部まで


介護福祉士が医師の指示の下で行う喀痰吸引の範囲は、「4 気管の手前まで」となります。
喀痰吸引とは、気道内にたまった痰を吸引器具を用いて除去する処置のことです。喀痰吸引の目的は、気道内の痰を除去して呼吸を楽にすることです。ただし、喀痰吸引にはリスクもあり、間違った方法で行うと気管や肺に傷害を与える可能性があるため、医師の指示の下で行われます。
介護福祉士は、医師の指示に基づき、患者の呼吸状態や痰の量、痰の種類などを観察して、喀痰吸引の必要性を判断します。そして、喀痰吸引器具を用いて、気管の手前までの範囲で行います。気管分岐部まで吸引すると、気管支を傷つけるリスクが高まるため、医師や看護師が行う必要があります。

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