介護のお仕事のやりがいと苦労。いつかはお世話になる介護職の実態を大暴露。



出生率低下による少子化と、平均寿命の延びによる高齢化による「介護市場」の拡大は止まらない。

高齢者の増加による介護需要の増加は、介護現場の深刻な人手不足を招いている。

それでも、劣悪労働と低待遇の悪いイメージから、新規人材採用も容易ではなく、職員の定着率も悪いのが現状である。

様々な問題を抱える介護業界と介護のお仕事の真相に迫ってみよう。



特別養護老人ホーム


食事や排せつ介助など、利用者とのコミュニケーションを通じて、自分の成長を実感できる

          
性別女性
年齢36歳
勤務場所特別養護老人ホーム
勤務期間36歳から3カ月
資格

女性


毎日の起床から食事、排せつ、就寝中の体位交換まで、介護を必要とする方の生活のお手伝いをすることで、私は誰かの役に立てていることを実感できます。

日によって利用者さんの機嫌や体調の起伏はありますが、たまたま調子が良いときでも「いつも助かるわ、あなたがいてくれると嬉しい、ありがとうね」と言われると、日々の辛さも忘れるくらいに嬉しいです。

もともと引っ込み思案でコミュニケーション力に自信がなかったのです。

それでも、利用者さんと毎日接することで、その人のことを知り、また自分の引き出しがどんどん増えていくことで、利用者さんにとっても自分にとっても気持ちのいい対応ができるようになっていきました。

介護職は自分の成長を実感しやすいです。

やはりつらい、しんどいと思うときの方が多いですが、そんな時も同僚スタッフと励まし合いながら乗り越えることで、自分が強くなっていることに気づいたときには、介護職にチャレンジしてみてよかったと感じます。

また、自分の親や自分の将来が具体的に想像できるため、これからの人生に対して心の準備ができるのが介護職についてよかったと思う点です。


一方で、時間に追われながら利用者さんの心と体のケアをしなければならない大変さはあります。

私の職場では10人いるフロアを1人で見守りながら排せつケアに回ったり、食事の準備をしたり、検温、水分提供などしていました。

作業の途中で利用者さんのお話を聞かなければならない場面もあり、一人に時間をかけているとほかの利用者さんに迷惑がかかるため、バランスをとるのにすごく気を遣います。

ましてや夜勤になると20人を一人で対応しなければなりません。

一人で立ち上がるのが危険な利用者さんが何度も起きだして来たり急変者が出たりすると休憩する余裕もなく、明け番が出勤するまで本当に大変です。

また、利用者さんのお世話に追われて申し送りに不備があるなど、スタッフ同士やナースとの情報共有が疎かになると重大な事故につながってしまいます。

事故には至らなくてもヒヤリハットとして報告書を作成しなければならなくなり、手間が増えて利用者さんに接する時間が足りなくなってしまうという悪循環が起こりがちです。

利用者さんの中には暴力をふるう方や介護拒否の際にすごい力で掴んでくる方などもいて、いつも体中がアザやひっかき傷だらけでした。

首筋に噛まれた跡があるのを旦那に見つかったときは少し気まずかったです。





利用者からの「ありがとう」の言葉が何よりの励み

             
性別女性
年齢27歳
勤務場所特別養護老人ホーム、病院等の医療機関
勤務期間23歳から半年、24歳から2年くらい
給料月に手取りで12万円くらい
資格介護職員初任者研修

女性


患者さんや利用者さんのから「ありがとう」などと言ってもらえた時に、少しでも自分が役にてていると実感できます。

介護の仕事は移乗・移動介助など体力も必要ですし、排泄介助など汚いものを扱う仕事でもあります。

また、資格を持った看護師さんや介護福祉士さんなど様々な職種の方々と働くという面でも人間関係など精神的な面でも大変な仕事です。

その中でも介護の仕事を続けて働こうと思っていたのは、高齢者や病気を抱えて自分で生活するのが難しい方、困っている方のために、自分が役に立てる仕事だと思っていたからです。

私が働いていた施設では寝たきりで食事も排泄も全介助で寝たきりの患者さんが多い施設でした。

患者さんと話すこともできないので、最初は患者さんの気持ちがわからない状態でした。

それでも、患者さんの介助に関わるなかで毎日表情が違ったり、体温や顔色や少しでも表情が明るく感じられた時にはうれしかったです。

私にとってのやりがいは、自分が行ったことが少しでも誰かの役にてているんじゃないかと感じれることだと思います。

一方で、介護の仕事は、体力的に大変です。

患者や利用者さんの介護度にもよりますが、特別養護老人ホームなど介護度が高い方々が多い職場だと排泄も食事も入浴も全介助の方が多いのが現状です。

そのため、どうしても利用者を抱えたりしなければならない場面が出てきます。

下手なやり方だと転倒やケガにつながりますし、介助者側の腰を痛める原因にもなります。

無資格の方だと移乗の仕方など詳しくない方もいると思いますので、練習が必要です。

また、認知症や精神的な疾患を持った患者さんや利用者さんと関わるのも大変でした。

認知症の方は自分でも想像のつかない行動をします。

公の場でおむつを外していたり、食べ物以外のものを口に含んでいたりすることもあるのです。

何回説明しても毎回出来ないことがほとんどです。

そのような状態でも、否定したり怒ったりせずに関わっていく必要があります。

精神的な疾患を持つ人は、突然怒鳴ってきたりすることもあります。

ついさっきまでにこにこしていた人が急に怒ってきたときは少しショックでしたが、そのような疾患があることを理解して接することが大切です。





利用者の不安を受け止める傾聴と受容で、利用者が前向きになれる手助け

          
性別女性
年齢38歳
勤務場所特別養護老人ホーム、介護療養型医療施設
勤務期間27歳から約7年
資格介護福祉士
    
パートフルタイム(介護療養型医療施設)時給850円
パートフルタイム(特別養護老人ホーム)時給1,000-1,100円

女性


「誰かの役に立ちたい。」と思っている方には適職なのが介護職です。

実際、体が不自由になられた方、認知症でもはや自身が誰か分からなくなっている方も現状多いので、そんな方々のお手伝いをすることに「役に立ってる」と実感できるお仕事だと思います。

介護施設の看護師も足りていない現状で投薬の補佐や経管栄養、糖尿病の利用者様のインスリンの見守りなども介護士の役割に変わってきているのが現状です。

法律などでまだまだやってはいけない事は沢山あるありますが、利用者様と一番近い存在は介護士です。

仕事内容も増えて大変かと思いますが、爪切り、血圧測定、痰吸引など医療行為でできない事も多々ある中で、できることが増えてきたら利用者様の役に立っているという実感も今以上に湧いてくると思います。

介護士の業務範囲が広がれば、仕事へのモチベーションも上がりますし、何より一番近い存在の介護士に頼んだ時に断られることなく直ぐにやってもらえたら、利用者様にも喜ばれるはずです。

介護のお仕事をしている人は人が好きな人が多いと思いますし、やはり「ありがとう」の一言はとても仕事への意気込みを変えてくれますし、とても嬉しいものでしょう。

介護の仕事には食事介助、身の回りのお世話、お話相手、ベッドメイキング、入浴介助など様々な仕事があります。

そんな中で、色々な性格の方と関わり、中には罵声を浴びせてくる方、卑屈になって文句ばかりをいってくる方もいらっしゃいました。

最初はとても気にして仕事に行きたくないなど思った事もありましたが、毎日接しているとメンタルも強くなり、少しくらいの罵声では動揺もしなくなってきます。

落ち込まないというスキルを身につけることができたのが何よりです。

今までと同じような生活がままならず、入所し体もどんどん衰えていく利用者の不安感も強いと思います。

そんな不安感から生じる利用者の文句や不満を聞かされると、慣れないうちは傷つき落ち込み自信を無くします。

そんな気持ちで仕事をすると失敗しと、負の連鎖が多かったですが、毎日が経験です。

介護福祉士の勉強でもあった「受容」がみるみる身につくのが分かりました。

受け流すのではなく「傾聴」。

話を聞いてあげると、少しですが今のもどかしい気持ちだったりがとか昔のように元気な体に戻りたい。と思う願望を聞くことが出来るようになりました。






介護療養型医療施設


介護保険制度に則って課題を発見し、必要な援助や申請を行う介護支援専門職員の仕事

          
性別男性
年齢48歳
勤務場所介護療養型医療施設
勤務期間27歳(2017年)から
資格社会福祉士、主任介護支援専門員
       
フルタイム(1~2年目)年収150万円
フルタイム(3~6年目)年収200万円
フルタイム(7年目~)年収300万円

男性


私は現在居宅介護支援事業所で、介護支援専門員として勤務しております。

ある日突然家族が介護を必要とする状態になった時に、介護保険制度について説明して申請などの必要な援助を行います。

介護が必要な方と介護をする方の日常生活の支障になっている課題を分析して、その課題を解決する為に一緒にサービスを選択したりサービス計画書を作成するのです。

本人・介護者・各事業者とサービス担当者会議を開催して、サービス計画書の内容を理解して共有します。

毎月1回は居宅を訪問して本人・介護者と面談し、各事業者が課題の解決に向けてサービスを提供しているか、本人・家族に新たな課題が発生していないかなどを確認するためにモニタリングです。

新たな課題が発生した時は一連の業務を行って、サービス計画書を作成し直します。

6ヶ月毎に評価を行って、本人・介護者と一緒に新たなサービス計画書を作成します。

始めは在宅生活・介護に対して不安を感じていた本人・介護者が、介護支援専門員が介入する事で在宅生活・介護ができるようになり、その人らしい生活を実現する為のお手伝いができた時にやりがいを感じます。


介護保険制度に沿って業務を行っているので、どうしても「できること・できないこと」があります。

介護支援専門員は本人・介護者にとって第三者になるので、家族の協力が無いと在宅生活・介護は成立しません。

本人・介護者の関係が悪いケースでは、両者の板挟みとなり支援が上手くいかない場合が多くて苦労しています。

介護サービスを利用する為には、1割~3割の自己負担が必要です。

有料老人ホームなどに入居する場合は、居住費や食事代などの自己負担が高額です。

経済状況によって必要なサービスを利用できない場合に、サービスを調整するのに苦労しています。

最近は本人・介護者ともに高齢で説明した内容を理解してもらえなくて、県外在住の子供や親戚とやり取りが必要になる時もあります。

各種制度の申請や契約能力が無い本人の代わりの契約は、家族でなければ行う事ができません。

新型コロナウイルス感染拡大によって、県外在住の方が帰省できない状況が続いています。

電話・郵便・FAXなどで県外在住の方とやり取りしていますが、本人・介護者の現状を見てもらえない状況で現状を理解して頂くのに苦労しています。





デイサービス(通所介護)


介護の現場では、職員と利用者の相性だけでなく、利用者同士の相性を見抜くことが大切

          
性別女性
年齢35歳
勤務場所デイサービス(通所介護)、介護老人保健施設
勤務期間24歳(2010年)から2年間
資格
 
フルタイム年収240万円

女性


私のデイサービスの職場は、ほとんど介護が必要ない方々ばかりの職場でしたが、朝の入浴介助の時に「この人がいい」と自分が指名されるのはとても嬉しかったです。

利用者の方に出すお昼のお食事やお菓子なども、その日の担当者が作るスーパーなどで調達していました。

食事やお菓子を提供する際も「〇〇さんの食事が美味しいから、休まずにちゃんとデイに通うわ」と言ってもらえるのは、作りがいがあります。

ほとんど介護が必要ない職場でしたが、朝の送迎、到着した人からの入浴介助やお昼ご飯の用意、毎週楽しんで体を動かしてもらえるような体操、遊びを考える、おやつの準備、帰りの送迎など一日動き回っていることが多く、大変だと感じていました。

それでもやはり利用者様とお話をしていて、「偉いね、貴女がいるからここのデイに通っているよ。私がデイに来るときは必ずいてね。」と優しい声でほめて下さったり、お話してくださったりするとこの仕事をやっていて良かったと感じるのです。

またデイサービスに通い始めたばかりの利用者様が、周りの雰囲気になじめず居心地の悪そうにしていたのが、利用者の皆さんと打ち解け「デイに来るのが楽しみなの」と笑ってお話してくれるのを聞くと嬉しくなります。

一方で、利用者様相手のお仕事なので、やはり相性が悪く、利用者から嫌われてしまうとその後の介護が大変です。

人なので相性は仕方がないとですが、私の場合は「若いから介護の知識が無さそうで、介護してもらうのが怖い」「体形が細いから、安心して身を任せられない」という印象を持たれがちでした。

若さや体形などは努力ですぐにどうにでもなるものではないので頭を抱えます。

また職員自身の相性だけではなくて、利用者同士の相性というものもあります。

例えば、新しい職員がうっかりとその相性の悪い利用者様同士を隣同士の席にしたり、

朝のお迎えや帰りの送りの時に、一緒の車にしてしまうと、

すぐに喧嘩、そして職員へのクレームがすぐに入ってしまいます。

そのため仲の悪い利用者様同士をいかに同じ空間にさせないか、送迎やデイルーム内の距離間の調整にはとても気を遣いました。

また、こちらが見て分かりやすく仲が悪かったり喧嘩していたりすると、相性の悪さを気づけます。

しかし我慢してしまう方では、何も言わないで限界まで我慢して朝お迎えに行った時に「実はあの人が居ると思うとデイに行きたくなくて…」と涙ながらに話されることもあります。

すぐに気づけない方の場合は、もっと注意深く観察しないといけないなと、人相手の仕事の大変さを感じました。





仕事をしているだけで「ありがとう」の言葉が貰えるのが介護職の醍醐味

          
性別女性
年齢42歳
勤務場所デイサービス(通所介護)、介護老人保健施設
勤務期間23歳(1999年)から
資格ホームヘルパー2級(介護職員初任者研修)

女性


仕事をしているだけで「ありがとう」と感謝の言葉を伝えてもらえるのが、介護の仕事でとても嬉しく感じるときです。

こちらはあくまでの仕事としてやっているのですが、他業種で勤務している時は顧客からクレームを受けるなどして大変苦労することが多くありました。

しかし介護職は相手は何かしらの介護を必要とする人たちが多く、私たちがいないと活動できないと思う人も多いため、日常的に感謝の言葉をいただけます。

また特にデイサービスの利用者は認知がそれほど進んでいない人も多く、それでいて自宅で普段は1人で過ごしていて寂しい思いをしていることからデイサービスに楽しみに来ている人も多いです。

そのような利用者はとても親切な人が多い上、話しかけるととても嬉しそうにしています。

またレクリエーションなどは熱心にやっている人も多く、やっているこちらも楽しめます。

一応お金をもらう仕事ではありますが、時に利用者と一緒に楽しむことができるのは他の業種ではなかなか実現しないので、かなりやりがいを感じていました。


一方で認知症の高齢者の介護についてはかなり苦労します。

話していることが全く通じない人も多い上、時には暴言や暴力を振るう人もいます。

実際に私は暴力行為のある利用者から顔を殴られてしまい、視力が低下してしまいました。

他業種であればこのような状態であれば労災認定されるでしょう。

しかし当時勤務していた介護老人保健施設は経営母体が医療法人であり、そこで適当に診察して労災は認定しないということが常態化していたのです。

そのため中には利用者からの暴力による負傷が原因で退職した人もいます。

また極度の人手不足から夜勤業務は50名を1人で介護することになっており、一晩で延べ100回以上のおむつ交換を1人でしていました。

もちろんワンオペ夜勤なので仮眠はもちろん、休憩さえ取ることもできず、夜勤明けの帰宅時に交通事故を起こしたという職員が後を絶ちません。

一方でデイサービスでは比較的認知が進んでいない利用者も多く、男性の中には職員に対してセクハラ行為をする人がいました。

私も胸やお尻を触られたり、人気のないところに連れていかれて抱きつかれて服を脱がされそうになるなどのセクハラ行為は何度か受けています。

他業種であればそのような行為を来客がすれば、速攻で警察に通報するのかもしれませんが、介護施設での場合は相手に認知症があるとの理由で上司に訴えても注意程度にとどめられてしまいます。





リハビリ型の通所介護施設で、意欲的な高齢者から元気をもらえる

          
性別女性
年齢31歳
勤務場所デイサービス(通所介護)
勤務期間27歳(2017年)から
資格介護福祉士
    
フルタイム(1年目)年収300-330万円
フルタイム(2年目以降)年収330-380万円

女性


私はリハビリ型の通所介護施設にて勤務をしていて、約3年と8カ月勤務(2021年現在)しています。

介護のお仕事は、人の為にした行為が、そのまま自分自身に言葉として帰ってくるものです。

常日頃から相手に何かをしてあげれば、「ありがとう」と言葉を掛けてもらうのは珍しくはありません。

しかし、病気で身体が不自由になられた方は本当に、心から「ありがとう」と言ってくれているというのが感じ取れるのです。

また、リハビリのために来所し、当初車椅子での生活を送られていた方が、リハビリを介して筋肉が付き、歩行が出来るようになったなど、その人自身の自立度が上がった時の喜びは格別です。

一緒に機能訓練体操やよくある筋肉トレーニングマシンを用いたパワーリハビリを行っているので、その方が徐々に元気になっていくというのは嬉しく思います。

ご高齢の方でもまだまだ意欲が強くあり、私自身「まだまだ負けてられないな」という気持ちにさせられる事すらあるのです。

人の役に立てる、応援できる喜びというのをこの4年弱で気付くことができたので、今後はケアマネジャーの資格を取得し、より身近な存在として接していけたらと考えています。


一方で、介護のお仕事の大変なことは、腰痛になりやすい事だと思います。

私は20歳頃に父の遺伝による椎間板ヘルニアを患い、以前から腰痛に悩まされています。

ですが筋力トレーニングやストレッチ等で腰の痛みはなくなりました。

それでも、車椅子に乗られた高齢者の方の椅子からベッドへ、椅子からトイレへ・入浴介助時の洗体でと、移乗等する際に腰への負担が多くかかります。

そのほかにも中腰姿勢での筋力トレーニングマシンの設定やベッドメイクなど、体に負荷がかかる姿勢での作業場面が多々存在します。

以前までは余程の事がない限りセルフケアにて体調を管理ができていましたが、今では定期的に整体・整骨院に通うようになりました。

また、私が勤める施設はリハビリ型の通所介護なので、皆様意欲を持って来所されるのですが、中には家族に無理やり入所させられて、「こんなところ来たくないと、リハビリに無関心かつ暴れられる方もやはりいらっしゃいます。

利用者様には初回利用時と3カ月毎に体力測定を行うのですが、そのような不本意にリハビリに来所される方の体力測定は大変です。

マシンの重さ設定をしようとすると、車椅子からの移乗の際に「こんなことはしたくない」と抱えている状態で暴れられ、バランスを崩し倒れそうになったのを無理な姿勢で踏ん張り支えたせいか、ギックリ腰になってしまい1週間ほどまともに動けなかったことがありました。





突然怒られ苦労することもあるものの、利用者の楽しんで切る姿が励み

          
性別女性
年齢44歳
勤務場所デイサービス(通所介護)
勤務期間28歳から2年程
資格ホームヘルパー2級(介護職員初任者研修)
 
フルタイム年収300-350万円

女性


デイサービスでは、朝ご自宅にお迎えに行き、日中は施設で過ごしお昼を召し上がっていただいて、夕方にご自宅までお送りするといった流れです。

日中は施設によって様々なサービスがありますが、私の働いていた施設では足湯やカラオケ、ちょっとしたゲームなどが行われていました。

お話し好きな利用者様や歌が好きな利用者様はとても楽しんで過ごしています。

どうしたら利用者様に楽しく過ごして頂けるかを皆で話し合い、アイデアを出し合うところにやりがいを感じました。


訪問介護では、担当している利用者様のご自宅に訪問し、身体介護や身の回りのお世話をさせていただきます。

利用者様にご自宅でリラックスして過ごして頂けるよう、出来るだけ邪魔をせずにサービスをするように心掛けていました。

お掃除や料理に関しては、お話をしながら利用者様が今までやっていた掃除の仕方や料理の仕方を教えていただけるので大変勉強になります。

人生の大先輩なので色々な事を教えていただける、そこは本当にありがたい事です。

デイサービスに関しては、当たり前ですが利用者様お一人お一人の性格もあり、中には一人で過ごしたい方やそもそも施設に行きたくない方もおられます。

お迎えに行っても毎回「行きたくない」と拒否されるのでご家族の方と一緒に説得したりと大変です。

また毎回デイサービスに行くのを拒む60代くらいの認知症の男性の利用者様は、何とか説得して施設に来ていただいてもしばらくして急に「帰る」と言い出すのです。

説得すると怒り出して手が出る事もあり大変でした。

男性の職員と交代して何とか解決しましたが、コミュニケーションがうまく取れずに苦労します。

訪問介護では、80代の認知症の女性の利用者様のご自宅にサービスに行った時に事件が起こりました。

空気の入れ替えで窓を開けるのですが、開ける範囲が納得いかなかったのか急に怒り出し「帰れ!!」の一点張りでそれ以上何もさせてもらえずにケアマネージャーに来てもらう事態に発展。

利用者様のご自宅でサービスをするという事の難しさが分かりました。

当たり前ですが優しい方ばかりではないので、在宅は思っていたよりも大変です。





福祉の仕事にかかわる人は、優しい人が多くて働きやすい

          
性別女性
年齢65歳
勤務場所デイサービス(通所介護)
勤務期間58歳(2017年)から6年程
資格なし

女性


施設の通所者の送迎時に家族の人に大変感謝されるます。

また 利用者と情が通じると冗談言ったり、一緒に作業したりとても楽しいです。

カラオケの時間なんか楽しみにしている人が多くいました。

自分たちで装置セットして準備出来ます。

だいたい好きな歌は決まっていますが、本当に楽しまれている姿は格別です。

ゴツゴツした感じの男性でも選ぶ曲が若い女性的なムードのものだったりして感動します。

普段むっつりして無表情な人でも機嫌の良いときは鼻歌歌ったりテレビに合わせて踊ったりする姿も興味深いです。 こういった利用者の機嫌が良いときはこちらも嬉しいものです。

福祉は出口が見えにくいものです。

自分自身の心がいらいらしてたり利用者に対して鬱陶しいなとか思っていると、その感情が相手に伝わります。

そのため、利用者に対してマイナスの感情が無いように、自分にいい聞かせるようにしていました。

また、福祉の職場は優しい職員が多いと感じます。

退職した今でもラインでやりとりしている人2、3人います。

こちらからもっと働きかければ、もっと多くの人と連絡出来るでしょう。

振り返ると給料はまあまあですが良い経験でした。

一方で、もちろん大変なことも少なからずあります。


利用者が行方不明になったり、利用者同士けんかしたり、利用者が暴れて物を壊したりすることはよくよく注意して見守っていく必要あります。

おとなしい感じの利用者でも職員を殴って怪我させた事ありした。その職員結局退職しました。

職場にあう合わないがありまが、この職場が好きで働いていても、利用者の扱いが荒いという理由で退職させられた人います。

また、どの職場にも主の様な人がいまして、その人とが折り合いが悪く辞める人もけっこう多いです。これが悲しいです。

もう少し我慢すれば何とか勤められるのにと思います。

特に若い人や看護師資格持っている人など人間関係で辞める人多い様です。

それと意外ですが宗教的な理由でお誕生日会やクリスマス会をしたくない人がいます。私は何とも有りませでした。 誕生日プレゼント購入係でした。

毎年冬になるとインフルエンザがはやり職場では予防ワクチンさせられます。

一応任意ではありますが業務命令のよいなムードです。





介護付き有料老人ホーム


何度も同じことを言う入居者にも、初めて聞いたように演じる非日常的な毎日

          
性別男性
年齢33歳
勤務場所介護付き有料老人ホーム
勤務期間25歳(2013年)から8年間
資格介護福祉士、喀痰吸引等研修
 
フルタイム年収300-450万円

男性


当たり前かもしれませんが、入居者の方は十人十色であることです。

その為、その人によって対応を変えなければならないことは想像できるでしょう。

例えば、レクリエーションの声かけの時、「みんな参加してるので、〇〇さんもどうですか?」と声をかけると、「みんながいくなら行く。」という人もいれば、「みんな行くなら私くらい行かなくても良いじゃん。」と言う方もいます。

そういった方には「冒頭の5分だけでもどうですか?」と誘ってみると、「じゃあ、5分だけなら。」と言って参加され、結局最後まで参加するという事も多いです。

ただ「レクリエーションやるのでどうですか?」と聞くなら誰でも出来ますが、どう参加して頂く様に声かけをするのかが介護士の仕事の見せ所です。

私ももちろん、こういった声かけの仕方や言い換えの言葉のレパートリーが全然なく、最初の方は大変でした。

しかし、先輩の方の声かけの仕方を見て学んだりすると、新たな発見が出来たり自分なりの声かけの仕方が出来上がってきたりと、色々と勉強になることは多いです。

介護士は上を目指そうと思えば、その分上へいけるので、そんなところを私は仕事のやりがいだと感じています。

一般の方にとっての非日常が、介護業界では日常になっています。


例えば認知症の方が沢山いて、何回も同じ事を言ってくる方がいます。

会う度に、「ご飯食べていない。」「私もう帰る。」と言われ、日常では「もう食べたよ。」で済む話ですが、介護の世界では否定しないようにしなくてはいけません。

なので、「では、これからご飯の準備してきますね。お部屋でお待ち下さい。」や、「そうなんですね。お気をつけて。最後の一日をお楽しみ下さい。」と言ったような会話を1日何回も繰り返し行います。

職員にとっては、何百回と聞いた訴えであったも、本人にとっては初めての1回目です。

なので、「もう、そのセリフ何回も聞いたよ。」と言いたいところですが、そう言ってはいけないので、役者を気取って、入居者の方に話しを合わせなくてはいけないのが本当に苦労します。

そんな非日常の世界が日常になっているので、介護の経験がない方にとっては初めはとても困惑される方が多いです。

もちろん自分も初めは困惑し、慣れるまでにかなりの時間を要しました。

私は色々な仕事(調理師)やアルバイト(飲食・警備)をしてきましたが、私にとって介護の仕事が最も大変で苦労した仕事です。





介護の仕事は、最高の社会貢献活動

          
性別女性
年齢30歳
勤務場所介護付き有料老人ホーム
勤務期間26歳(2017年)から3年間
資格介護職員初任者研修
 
フルタイム年収340万円

女性


かつて営業の仕事をしていましたが、自分にはその仕事が向いていないと感じていました。

昔の私のように、仕事があまり楽しくなかったり、やりがいがなかったりする人は、もしかしたらボランティアで社会貢献をしてやりがいを得よう、などと思うこともあるかもしれません。

そんな中、介護の仕事なら仕事自体が社会貢献みたいなものなので、かなり自分の価値観とマッチしていました。

営業職は数字優先ですし、売れなければ仕事をしたことにならないような、そんな雰囲気がありました。

それに比べて介護の仕事は、たとえば洋服を着せるという行為であっても、利用者さんのためになる。

喜ばれることが多いのも、やりがいになりました。

仕事のすべてに充実感があり、営業職のときとの違いは大きくて満足感がとても得られた職業でした。

思い切って転職して良かったと思います。

前職に比べて、給料は下がりましたが、毎日「やりがい」を感じながら働いています。


働き始めた時は、入浴補助で失敗して、お年寄りの方に怒られたり、コミュニケーションの仕方が良く分からず、戸惑いましたが、3ヶ月目くらいから慣れてきました。

自分には介護業界での仕事が肌に合っているし、満足できた職種でした。

どんな職場でもそうだと思いますが、介護職でも、職場の人間関係に悩む人も少なくないです。

介護施設で働く場合、毎日施設内で同じ職員と仕事をする環境から、人付き合いが閉鎖的になりやすいという特徴もあって、職員との介護に対する考えの違いや、利用者への接し方などで悩む人も多いです。

それに、経営者の理念や施設の運営方針に不満を持ったこともあります。

具体的な例でいうと、利用者のための働きをしたいと考えていても、経営者側に売り上げばかりを求められる、などです。

職員や利用者に対して不満がなくても、職場の運営方針に嫌気が刺したことがありました。

身体介護においては、自分の身体の使い方や姿勢に気をつけることで、身体にかかる負担は軽減することができます。

でも一度腰を痛めると、一旦よくなってもぶり返してしまうので、無理な姿勢や力任せに介助を行ってしまったときは数日間辛かったです。

身体に負担をかけない介助の仕方を習得し、自分の筋力が落ちてしまわないように、下肢・体幹のトレーニングを日頃から習慣にして「きつい・大変」と感じない体づくりをしておくこともおすすめします。





人生の大先輩である入居者とお話をするのが、楽しく勉強になる

          
性別女性
年齢40歳
勤務場所介護付き有料老人ホーム
勤務期間30歳(2011年)から1年間
資格介護職員初任者研修、認定心理士、社会福祉士
 
アルバイト時給850円

女性


私は、介護付き有料老人ホームで入居者さんの生活支援していました。

生活支援のなかには、一つは食事介助があります。

部屋で付きっきりで食事をとる手助けの他にも、ご自身で食堂などに食べに行く方にも支援を行います。

食堂にご案内したり、自力で行くことができない方は部屋まで迎えに行き、食べ終わると部屋まで送っていました。 入居者の多くは服薬をしており、薬の飲み忘れや湿布の貼り忘れがないか確認をしていました。

その他、排せつ介助であったり、夜勤の仕事で泊まりの仕事があります。

職員が入居者の食事を作っていましたが、私自身も調理をしていました。

そのような業務のなかで時間があれば入居者の方のお話を伺ったりする機会もあります。

入居者の方とお話をすることが私としても勉強になりました。

その方の生きてきた歴史から、この地域の歴史など私自身が知らなかったことを聞くことができたことは貴重な経験です。


また、認知症があったり、意思疎通が通じにくい方への声かけやお話をすることもあり、最初は意思が全く通じない方だと思い込んでいました。

しかし、そうした方と関わっていくなかで、その方の癖や言動から思いを掴むことができることもあることを学んだのです。

この体験は自分が持っていた偏見に気づかせてくれるものでした。

介護の仕事は、自分より少し先を行く方たちと関わるなかで、自分の生き方や考え方に影響を与えるお仕事だったと思います。

それがやりがいにつながっていたのだと今では思います。

入居者の生活支援ということで、介護では生活に関することは何でもするようなところがあると思います。

ベットから車いすに移動したり、またはその逆でベットに移動したりと肉体的な労働もあります。

そのあたりの介助を上手くできる方は良いですが、苦手な方は練習が必要です。

腰を痛めるという話を聞いていたので自分はコルセットをつけたり、勤務後はストレッチをするなど慎重にしていました。

また、勤務では、この時間までにこの仕事をしないといけないといったスケジュール感が必要になる仕事もあり、時間に追われていることもあります。

仕事に追われ、十分に入居者さんと話ができないことがありました。

良い職員さん達や職場であれば、お互いを支え合って活動されていると思います。

私が勤めたところは連携が取れていたと思います。このような仕事内容ですが、もう少し時給や給与を上げてほしいと思うところがあります。

人のいのちを支える職として介護職の待遇を改善してほしいのが率直な願いです。

一事業所、施設の取組ではなく、国がサポートや仕組み作りをしてほしいものでもあります。

やりがいがあるけれども生活できないという方で別の仕事に変わった方も何人も聞きました。





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