【H21ケアマネの過去問】ケアマネージャー試験の過去問解説 平成21年度(第12回)

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問2

次の記述のうち正しいものはどれか。3つ選べ。
1 .平成19年国民生活基礎調査によれば65歳以上の者のいる世帯では、単独世帯と夫婦のみの世帯の合計が半数以上を占める。
2 .離れて暮らす高齢者の呼びかけにより、子供との同居率は近年少しずつ増加傾向に転じている。
3 .家族が介護の携わる事によって失う機会費用は社会全体で相当な額に上る。
4 .介護保険事業報告によれば、要支援・要介護認定者数は、平成16年度以降400万人を超えている。 5 .介護保険事業状況報告によれば、居宅サービス利用者は、未だ100万人台にとどまっている。


正しい記述は以下の3つです。

「1 平成19年国民生活基礎調査によれば65歳以上の者のいる世帯では、単独世帯と夫婦のみの世帯の合計が半数以上を占める。」
→ 正しいです。平成19年国民生活基礎調査によると、65歳以上の者のいる世帯において、単独世帯が33.9%、夫婦のみの世帯が21.1%で、合計で半数以上を占めています。

「2 離れて暮らす高齢者の呼びかけにより、子供との同居率は近年少しずつ増加傾向に転じている。」
→ 誤りです。近年は高齢者の子供たちが仕事や家庭の事情などで高齢者と同居することが難しくなっていることから、同居率は減少傾向にあるとされています。

「3 家族が介護の携わる事によって失う機会費用は社会全体で相当な額に上る。」
→ 正しいです。家族が介護に携わることにより、仕事を休んだり、仕事を辞めたりすることがあり、その結果として失われる機会費用は大きな社会的損失となっています。

「4 介護保険事業報告によれば、要支援・要介護認定者数は、平成16年度以降400万人を超えている。」
→ 正しいです。介護保険事業報告によれば、要支援・要介護認定者数は、平成16年度以降400万人を超え、高齢者人口の増加とともに増加しています。

「5 介護保険事業状況報告によれば、居宅サービス利用者は、未だ100万人台にとどまっている。」
→ 誤りです。介護保険事業状況報告によると、2019年3月末時点での居宅サービス利用者数は1,596,635人であり、100万人を超えています。

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