第32回(令和元年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題70

高齢者の年齢規定に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。
1 高年齢者等の雇用の安定等に関する法律では,高年齢者を75 歳以上としている。
2 「高齢者虐待防止法」では,高齢者を65歳以上としている。
3 高齢者の医療の確保に関する法律では,後期高齢者を65 歳以上としている。
4 道路交通法では,免許証の更新の特例がある高齢運転者を60 歳以上としている。
5 老人福祉法では,高齢者を55 歳以上としている。
(注) 「高齢者虐待防止法」とは,「高齢者虐待の防止,高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。


正しい記述は、「2 高齢者の医療の確保に関する法律では、後期高齢者を65歳以上としている」です。
後期高齢者とは、厚生労働省が定めた区分で、65歳以上であることが条件となっています。高齢者医療保険の適用や高齢者施設の入所において、後期高齢者であることが要件となる場合があります。一方、「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」では、高年齢者を65歳以上、または「一定の年齢以上であって労働者としての能力に関して劣等であると認定された者」としています。年齢の基準は法律ごとに異なるため、注意が必要です。

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