第32回(令和元年度)介護福祉士国家試験 筆記試験問題解説

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問題36

介護保険の給付対象となる住宅改修を利用してトイレを改修するとき,介護福祉職が助言する内容として,正しいものを1つ選びなさい。
1 開き戸は,自動ドアに変更できる。
2 和式便器の上に,腰掛け便座を設置できる。
3 滑りにくい床材に変更できる。
4 取り外しが可能な手すりを設置できる。
5 現在使用している洋式便器に,洗浄機能を付加できる。


正しい内容は、「4 取り外しが可能な手すりを設置できる。」です。介護保険の給付対象となる住宅改修では、高齢者や障がい者が安全に生活するために必要な改修が対象となります。トイレを改修する場合には、例えば手すりの設置が必要になることがあります。手すりは取り外し可能であることが求められることがあります。
和式便器の上に腰掛け便座を設置することは、介護保険の給付対象外です。介護保険では、便座の交換費用が給付される場合がありますが、和式便器から洋式便器に交換する場合のみとなっています。
現在使用している洋式便器に洗浄機能を付加することは、介護保険の給付対象外です。介護保険では、洋式便器からトイレリフォームをする場合に限り、給付の対象となることがありますが、既存の洋式便器に機能を追加することは含まれていません。

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