【H21ケアマネの過去問】ケアマネージャー試験の過去問解説 平成21年度(第12回)

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問題6

介護保険給付について正しいものはどれか。2つ選べ。
1 .所得額にかかわらず一定の自己負担上限額を設け、高額介護サービス費を支給する。
2 .指定介護老人福祉施設に入所する低所得の要介護者の食費・居住費の負担については、所得段階に応じた負担限度額が設けられている。
3 .刑事施設、労役場等に拘禁された者については、その期間に係る介護給付等は行わない。
4 .市町村は、介護給付費の算定に関する基準を定めようとするときは、議会の承認を得なければならない。
5 .居宅サービス計画費の支給は、被保険者があらかじめ居宅介護支援を受ける旨を市町村に届け出なくても、現物給付化される。


1 正解です。介護保険制度では、所得額に関係なく、自己負担上限額が設けられています。自己負担上限額を超える高額な介護サービス費用が発生した場合でも、被保険者は自己負担上限額までしか負担しなくてよく、残りは介護保険が支給します。

2 正解です。指定介護老人福祉施設に入所する場合、低所得の要介護者に対しては、所得に応じた負担限度額が設けられています。この制度により、低所得者でも介護サービスを利用しやすくなっています。

3 誤りです。刑事施設、労役場等に拘禁された者についても、介護保険給付の対象となります。ただし、拘禁期間中に介護が必要な状態になった場合でも、施設側で介護を行うため、居宅介護サービスなどの給付は行われません。

4 誤りです。市町村が介護給付費の算定に関する基準を定める場合、議会の承認を得る必要はありません。ただし、基準は公正かつ適切であることが求められています。

5 誤りです。居宅サービス計画費の支給には、被保険者があらかじめ居宅介護支援を受ける旨を市町村に届け出る必要があります。届け出がない場合、居宅サービス計画費は支給されません。

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