問題55
小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
1 .小規模多機能型居宅介護の提供に当たっては、利用者、利用者の家族、地域住民、地域包括支援センター職員等によって構成される運営推進会議を設置することが望ましい。
2 .宿泊サービスの利用者が1名の場合でも、夜間及び深夜の時間帯を通じて、宿直1名及び夜勤1名が必要である。
3 .小規模多機能型居宅介護計画を作成する介護支援専門員は、地域活動への参加の機会の提供等利用者の多様な活動の確保に努めなければならない。
4 .登録定員は、29人以下に設定しなければならない。
5 .通いサービスの利用者が登録定員に比べておおむね3分の1を下回る状態を続けてはならない。
※ 平成27年4月より、小規模多機能型居宅介護の登録定員は、「25名以下」から「29名以下」に変更になりました。
正しい選択肢は1, 2, 3です。
1 小規模多機能型居宅介護の提供に当たっては、利用者、利用者の家族、地域住民、地域包括支援センター職員等によって構成される運営推進会議を設置することが望ましい。→ 正しいです。小規模多機能型居宅介護では、地域のニーズに合わせてサービスを提供することが求められています。そのため、地域との連携を図るための運営推進会議が設置されることが望ましいとされています。
2 宿泊サービスの利用者が1名の場合でも、夜間及び深夜の時間帯を通じて、宿直1名及び夜勤1名が必要である。→ 正しいです。小規模多機能型居宅介護では、24時間常勤の介護スタッフを配置することが求められています。
3 小規模多機能型居宅介護計画を作成する介護支援専門員は、地域活動への参加の機会の提供等利用者の多様な活動の確保に努めなければならない。→ 正しいです。小規模多機能型居宅介護では、介護支援専門員が利用者の生活リズムやニーズに合わせた多様な活動を提供することが求められています。また、地域の行事や交流イベントなどへの参加を支援することも重要視されています。
4 登録定員は、29人以下に設定しなければならない。→ 誤りです。小規模多機能型居宅介護の定員には上限が設けられておらず、介護保険法施行規則において「都道府県知事が適当と認める範囲内で定める」とされています。
5 通いサービスの利用者が登録定員に比べておおむね3分の1を下回る状態を続けてはならない。→ 誤りです。小規模多機能型居宅介護においては、通いサービスの利用者数に上限が設けられていません。