【H21ケアマネの過去問】ケアマネージャー試験の過去問解説 平成21年度(第12回)

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問題29

高齢者の疾病等について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 .肝硬変の原因で最も多いのは、飲酒である。
2 .がんの罹患率は、女性が男性の約2倍である。
3 .転倒、健忘症状や尿失禁は、薬剤の副作用により引き起こされることがある。
4 .器質的便秘とは、腸管の運動能の低下による腸内容の停留である。
5 .めまいは、若年者に比べて、循環器系障害や脳血管障害によることが多い。


適切な選択肢は、1と3です。
1 肝硬変の原因として最も多いのは、長期間の飲酒によるアルコール性肝疾患です。
2 がんの罹患率は、がんの種類や地域差などによって異なるため、女性が男性の約2倍であるという一般化はできません。
3 転倒や健忘症状、尿失禁は、高齢者の多くが服用している複数の薬剤による副作用が原因となることがあります。
4 器質的便秘とは、腸管の機能的な異常、腸管内の腫瘍や狭窄、瘢痕形成、炎症性腸疾患などの腸管の器質的な病態により、腸内容物が排泄されなくなる状態を指します。
5 めまいは、高齢者の場合、内耳や脳の血管系の変化や、高血圧、心不全、動脈硬化症、脳卒中、低血糖症、不整脈など、様々な原因により引き起こされることが多いです。

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